いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068168

作品紹介・あらすじ

他星のお姫様を自称する「スピカ」とのトランシーバーを使った会話だけを楽しみに生きる高校生のイズミ。彼の日常はスピカが地球に「墜落」したことで一変した。その日から自転車や人は空を飛び、スピカはイズミの妹だと認識された。改変された世界と甘えてくるスピカを戸惑いつつも受け入れたイズミだったが、今度はスピカを狙う別の宇宙人が現れ――「おまえは『この星』にいていいんだ」
宇宙人と「妹」を巡る、青春ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 1冊。続かない?
    主人公がひねた心情が美しく無い。ヒロイン達も病んでる。良かった良かったで終わったと思えないラストシーン。
    初恋の少女、幼なじみ、運命の出会いの人。
    それらがあとひくセリフの会話で綴られた面白切ない話です。
    スピカの"渋々わかった"は日常でも使いたい。
    あと小鳥がこぐ自転車の後ろに座りたい。そのシーンイラストにして欲しい。

    今気がついた。これも空から少女が落ちてくる。作者の性癖なのか?

  • 文字通り女の子が空から降ってくる系のラノベ。
    ……なんだけど、楽しいコメディになるかと思ったらそういうこともなく、むしろ後ろ向き少年の回復の物語だった。

    でも、なんと言うか主人公の心情の変化がもう一つ納得できなくて個人的には微妙。
    ヒロインが3人いて誰に対しても真剣なんだけど、でもそれって八方美人じゃないかと思ってしまう。
    登場人物たちがみんなどこか屈折していて、あまり感情移入できなかったのもある。
    でもスミレさんのはそこまで屈折してたら、むしろいんじゃないと思ってしまった。

    女の子が落ちてくるまでの展開は好きだったので、もう少し違うストーリーがあってもよかったんじゃないかなと思う。

  • ETやるんやったら、前籠に乗せなあかんやん。

  • 理想と現実との乖離に諦観を抱き,懶惰な生活を送りながら,違う星との交信ごっこという,夜ごとのわずかな非日常を楽しむ主人公のもとに,突如交信相手の異星人が現れ,そこから日常が異質なものへと変化していく.あとがきに「自身の消極的な予想を大きく改めざるを得ないような出来事に遭遇すれば,世界に対する消極的な見方を改められるかもしれない」といった趣旨のことが書いてあって,実際物語としても,ファンタジックな出来事の連続を通して,主人公が理想に対して自身の果たす役割を再認識していく.主人公が抱く,取り残される感覚に対する言及が良かった.トランシーバーの声の真相など,含みを持たせた終わり方で続きを示唆してはいるが,続くとしてどう続けるのかは気になるところ.

  • タイトル買い大成功。良い雰囲気

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著者プロフィール

『まるで人だな、ルーシー』で、第21回[秋]スニーカー大賞《優秀賞》を受賞しデビュー。

「2018年 『いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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