獣魔王と幸福の白い翼 (角川ルビー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068199

作品紹介・あらすじ

獣魔王の生け贄として育てられた孤児のフェイは、18の年、獣魔王の住む天空城へ送られる。魔人たちは早速フェイを食べようとするが、敵対する小鳥人の文字を読めるフェイに一目置いた獣魔王は、小鳥人の研究のため、期限付きでフェイを側に置くことに。持ち前の知性と誠実さで歴史書の翻訳に役立っていく傍ら、フェイは冷徹に振る舞いつつも、時折見せる獣魔王の優しさに気づき始める。少しずつお互いを大切に思い始める二人だが、フェイには獣魔王に隠している秘密があって――。

感想・レビュー・書評

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  • 訳あり孤独な獣魔王攻め統牙×魔王への貢物芯をしっかり持ってる受けフェイ。

    もののけとか半獣人とかは好きなので、どうかな?と思いつつ読み始めたらとても面白かったー。
    同じ空間に過ごす内にお互いに無視出来ない存在になり、相手の気配りや頑張りが見えてくる。
    そのうち心の純粋さや実直さ優しさにも気付き段々と惹かれて行く様子が素敵でした!!
    獣魔王がフェイを不器用に気にしてるのも良いし、2人きりの時は色々な所に連れて行き、当たり前のようにする膝抱っこするのはとても萌えた。

    ちょーっと、最後の最後が盛り上がりに欠けた(駆け足ぎみ)のが残念だったし、せっかく2人が同族だったんだから、もう少し絆的何か有れば良かったかな。

  • 不憫受が幸せになる話なので読後感はよい。途中、頑張ってた受の希望が破れ、絶望に涙するところも切なく物語に浸れた。
    でもだからこそ、ラストの風呂敷のたたみ方はちょっと強引。いささか安易かなーと思ってしまった。
    獣魔王がゴメンナサイして追放されれば、とりあえず収まる話だったんだろうか…という疑問が拭えない。
    それさえ気にならなければ、とても良い不憫受のお話なのでハッピーエンドも含めて万人におススメできると思います。

  • 健気で前向きな受でした。小鳥人恐るべしと思ってしまったんですが、すべて学者魔人の人柄に持っていかれたきがします。すっごくいい人で、良かったです。

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