- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041068212
作品紹介・あらすじ
大学の学費のため、カリフォルニアでビル掃除のアルバイトをしている玲は、その清掃の丁寧さを大手企業の社長・クリフォードに気に入られ、社長室の担当に抜擢される。始めは子鹿のように緊張していた玲だが、飾らないクリフォードとちょっとした会話を交わすうち、身分の違う友人のような関係に。ところが、ひょんなことから機密情報の盗難に巻き込まれた玲は、アパートを荒らされてしまう。そんな玲を心配したエドワードは、しばらく自分の部屋に滞在するよう提案してきて…!?
感想・レビュー・書評
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いろいろな神香先生著書の数々の感想欄にてパンツパンツ言われててどういう事かと思ってたんだけど漸く謎がとけました(笑)
今回は策士な攻とちょい事件を織り込んだ設定。がっつりオセッセシーンはなかったけど面白kj読ませていただきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
▼あらすじ
ビル掃除のアルバイトの玲は、大企業の社長・クリフォードから気に入られ、社長室の担当に。身分の違う友人のような関係を築いていたが、とある事件でアパートを荒らされた玲は、彼の部屋に匿われることになり!?
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ストーリーの完全度:普通
トーン:あまあま・シリアス(低)
エロ度:やや低い
萌え度:普通
総合評価:★4.0
積み本崩し。どことなくハーレクインのような雰囲気の漂う作品でした(笑)
ちょっとしたサスペンス要素はありますがタイトルに溺愛計画と入っているだけあって全体的にはかなり甘めの作品になっており、王道ハッピーエンド好きの私には相性が良かったです。
ただ、幾つか気になる点もありました。まず一つ目に、攻めが受けに惚れる理由がよく分からなかったな、と。受けと違ってノーマルで、尚且つ今まで本気で人を好きになった事がない攻めが異性である受けに夢中になるにはやや説得力が足りない気がするんですよね。正直、受けのどこにそんな魅力が…?と思ってしまったり。(実は攻めも受けと同じ同性愛者だった、とかならまだ納得出来たのですが…)
あとはミゲルと彼女がその後どうなったのかも地味に気になりましたし、物語が「えっ、ここでおしまい?」っていうようなところで終わってしまっているのも少し気になりました。前半はまだ良かったのですが、後半〜ラストにかけてはちょっと中途半端な部分が目立つ印象だったかな、と思います。
とはいえきちんと外国の雰囲気を感じられる作品で、テンポ良くさくさく読めたのでそこは良かったです。
攻めも思ってたよりもずっと紳士的で個人的にはかなりツボなキャラクターでしたし、スマートに見せかけて裏では受けを振り向かせようとあれこれ画策する様子が読んでいて楽しかったです。
スパダリ攻めやあまあまなお話が好きならまず楽しめるんじゃないでしょうか。ストレスフリーで読める作品です(^^) -
★3.8