メタモルフォーゼの縁側(1) (単行本コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2205
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068304

感想・レビュー・書評

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  • 心にできた穴をそのままに、
    かぼちゃに包丁ぶっ刺さったまま放置できるようになったこと。。読んでてうれしかった

    将来私もトマト缶開けられないまま放置すると思う

  • ①~⑤巻まで一気読み。
    ①巻は雪さんとうららの出会い編、
    女子高生の佐山うららはコミ症気味のぼっち。
    しかし本屋ではちゃんと仕事の出来る女の子。
    一人暮らしの習字の先生・市野井雪さんは
    1年振りにうららの勤める本屋へ…
    そして、そうとは知らず買ったのがBL漫画!!
    これがきっかけで実はBL大好きのうららと接点ができ
    最初はぎこちないながらも…
    同じ趣味を持った者同士友情を築いていく。

    私の想像とちがって
    ゆったりしたテンポで話が進む。

    市野井さんがBLにハマったのが
    私と同じパターンで気持ちがよく分かる(笑)

  • おばぁちゃんとBL。
    ちょっとちぐはぐな組み合わせに惹かれて読んだ。年代を問わず好きなものを共有するってやっぱり良いなと感じた。5巻完結か。続きが見たいな。

  • 2021.9.26市立図書館 →2021年10月購入
    (しばらく前から話題の作品で、とりあえず試しよみのつもりで図書館に予約を入れていたのがやっとまわってきた。1巻しか蔵書してないし、5巻で完結したらしいので、気に入ったら購入する予定)

    主人公の年齢(75歳)と境遇(夫に先立たれて一人暮らし)がちょっと実家の母に近い。そんな自宅書道教室をひらきつつゆっくりゆっくり暮らしている雪さんと、高校生で書店バイトをしているうららさんが偶然にも読書の趣味の一致に気づいてお近づきになるという筋書き。わかりあえるかどうか不安をかかえつつ勇気をふりしぼっておそるおそる近づいていくうららさんと、はじめて知る世界に興味津々ながら作品刊行スピードに余命を計算してしまう雪さんそれぞれのこまかい心の襞がたっぷり描かれているのがよい。

    マンガ好きで推し活にハマる次女、速攻で読み終え、おもしろいから続きを読みたいとのこと(予想通り)。

  • 習字教室の先生であり3年前から未亡人で75歳のおばあちゃんがBLマンガとは知らずに表紙に惹かれてからハマっていき、本屋でアルバイトをする高校生のうららと仲良くなっていくストーリー

    BLがどう絡むのか不安だったけど、読み終えた感想は読みやすくて好感触だった
    最後の方のおばあちゃんの「『また今度』があると思っていた」というセリフに一期一会、タイミングの大切さを思い出した
    お友達という関係に年齢や世代は問わないということを証明させられている気持ちになった(恋愛においても言える気がする)

    5巻で完結ということだからきっと年齢的な意味で結末はああなるのだろうなという感じはするがプロセスがどうなっていくのか展開がたのしみ

  • 何気なく手に取ったBL本にハマり込むおばあちゃんがとてもかわいらしかった。
    私はBLは興味がないし、なんなら多少偏見すら持っているかもしれない。
    でも、絵の綺麗さに惚れ惚れしたり、ストーリー展開を純粋に楽しむ姿はとても微笑ましく、誰かの好きに対して偏見を持つ自分が恥ずかしくなった。

    一方で、冴えない感じの女子高生であるうららちゃんは、BLが好きだけど、自分の趣味に自分で偏見を持っている子。
    好きだけど大きな声では言えない気持ちはとてもよくわかる。

    こんなに年齢の違う2人が、BLで繋がると言うのが不思議なお話なんだけど、好きなものを語りたいって気持ちはどの世代でも関係ない。

    ふんわり、ほんわかした心地の良い空気感にとっても癒される。
    時折見せる2人の寂しそうな表情も哀愁があって素敵だった。
    幼なじみの男の子が結構気になっている感じのうららちゃん。
    夫を亡くして寿命とか肉体の衰えとか過ぎ去った過去に黄昏れることもある市野井さん。

    それぞれなんだかんだとある感じだけど、ふわっと流しながら物語がゆっくり進んでいくのがいい。

    絵柄も好みです。

  • 記録

  • お互い思うことはあるが、ある程度以上は踏み込まない2人の関係が羨ましい。年の差関係なくこんな友人がいると楽しいだろうな。

  • BLで繋がった高校生とおばあちゃんの話。
    異質だけど、おばあちゃんに勇気をもらう高校生の立場になって包まれるようなあったかい気持ちになれる。人間と人間の理想の繋がりを感じる。

  • BLを読まないためか、人気があると知りつつなかなか手が出なかったが読んでみて、これは人気出るなと思った。
    おばあちゃんが可愛い。
    素直でいい意味で強引。
    不器用なうららさんとお友達になって、どうなるのか。
    BLはあくまでツールで、人と人とのコミュニケーションの話になっている。
    歳を重ねる事が怖くなってきたこのごろ、仕事という生きる術があり、新しいものも受け入れる柔軟さ、こういう風に歳をとりたいと思わされる。

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著者プロフィール

1982年富山県生まれ。2007年に「おおきな台所」でデビューし同作品で第52回ちばてつや賞準大賞を獲得。「メタモルフォーゼの縁側」が初めての単行本作品。

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