鉄警ガール (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068809

作品紹介・あらすじ

鉄道警察隊・新宿分駐所に配属された新人の北見は、平和な日常に物足りなさを感じていた。しかし駅員から「券売機のお金が盗まれた」と連絡が入り……。個性豊かなメンバーと共に新宿駅のトラブルに挑む!

感想・レビュー・書評

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  • 警察官の父に憧れ、警察官になった北見 未来。
    しかし、配属先は希望とは異なり、新宿駅構内の鉄道警察隊であった。

    日々、個性的な先輩たちに囲まれ、1日340万人が利用する巨大ターミナルで奮闘の日々を送る。

    ある日、中央線ホームに列警が鳴り響く。
    最初は些細な事件であったが、首都圏の列車を止めかねない、大きなテロ事件に、、、

    成長する北見刑事の活躍が見ものです。

  • 鉄道警察隊の新人女性警察官、北見未来の話。豊田さんらしく、主人公の成長が描かれています。読みやすい。

  •  日本は鉄道王国、1日の乗降客数、世界で1位から23位は日本、24位にパリが。その1位が新宿駅で340万人。その新宿駅の警視庁・地域部・鉄道警察隊・新宿分駐所(通称:新分)が舞台、体育会系、北見未来巡査22歳が主人公の物語です。面白かったです。因みに、東京には4つの分駐所(東京、新宿、上野、立川)があるそうです。券売機窃盗事件、キセル犯罪、痴漢騒ぎ、盗撮、ボトル爆弾魔事件で活躍します。 豊田巧「鉄警ガール」、2019.3発行。

  • 幼い頃、制服姿の父親が表彰をされた光景に憧れを持ち警察官となった主人公(北見未来)は、新宿駅構内にある鉄道警察隊に配属となる。凶悪犯罪を犯す犯人を逮捕することが警察官としての職務と信じるが、毎日「異常なし」の報告に疑問を持つ。正義感に燃える北見未来は同僚や先輩、上司に見守られながら、事件に遭遇して成長していく姿を描いている。読後は新宿駅構内の鉄道警察隊を訪ねて「未来、がんばれよ」伝えて!と言いたくなってきました。

  • 小タネが色々あって面白かった。

  • 離婚した父に憧れて警察官になった主人公だが
    配属先は鉄道警察隊。

    鉄道の人はお客様に触ってはいけない、というのに驚きです。
    という事は、揺り起こしたり担いでいる人は
    確実に警察、という事に。
    そこに配属されたわけなので、事件はスリか痴漢が多数?
    平和なのが一番ですが、確かに職業としては
    何かないと~と思ってしまうやも。

    ここからここまでがこの話、というわけではないので
    漠然と話が繋がっています。
    最終的には風呂敷が畳まれていくので、あの会話はここで、と
    思い出しながら読む事ができました。

    最後の、離婚した父親。
    なんかこう…もじもじ感がほっこりします。

  • 鉄道警察のお話で新宿駅が舞台。
    日々のパトロールに奮闘する女性警察官のお話!

  • 大作を読み終えたので、ちょっと軽めの本をと思い店頭で手に取った本。
    警察モノとはいえ、ちょっと異色の鉄道警察隊のお話。
    主人公北見の勤務先が新宿分駐所となるので、文中に出てくるホームや改札の様子が思い浮かべられて、その点も楽しめた。
    とはいえ、そんな隅々まで覚えているわけではないので、六さんの出入りしている場所など、今度新宿へ行ったら見てみようかと思う。
    新幹線や中央線への警乗のお話もなるほどと面白かった。けど、自分が利用しているときに出会ったことはないような気がする。
    そんな頻繁にそんなことがあっても問題ですけど。
    鉄警隊は「異常なし」が何より。ほんとは普通の警察署も異常なしが何よりだけど、なかなかそうも行かないものかなとも思う。

  • 鉄道警察隊の新人女性警察官が主人公のお仕事系小説です。
    新宿駅の中や電車内の治安を守る「鉄道警察隊 新宿分駐所」に配属された北見未来は、犯罪者から市民を守る「騎士」としてやる気に燃えていた。
    しかし、「異常なし」の平和な毎日に物足りなさを感じていた。
    一日340万人もの利用客が行きかう新宿駅にもやはり事件は起こるのであった。
    個性豊かな同僚たちとともに事件解決を目指す。
    電車内爆発事件、痴漢冤罪事件、キセル乗車など、鉄道ならではの事件をスマートに展開し、サクサクと読み進められる書き下ろし小説です。
    伏線も用意されており、楽しめる一冊です。

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著者プロフィール

2011年、集英社より「電車で行こう!」シリーズで小説家デビューを果たす。「駅に泊まろう!」(光文社)など多数の鉄道小説を執筆中。
最近はずっと旅に出ていることが多くなり、このままだと家にいる時の方が少ないかもしれない。
「Exp」シリーズも二巻目となりました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

「2022年 『RAIL WARS!Exp 人型重機は國鉄の夢を見るか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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