明日、君が花と散っても (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068816

作品紹介・あらすじ

「目の前で、ヒトが散っていく、悪夢のごとき謎の病。僕たちはそれを、《死花症候群》と呼んだ」

〈あの戦争〉の末期にばらまかれた生物兵器(ウイルス)のせいで、
ほとんどの人類が死に絶えた世界。
幼い頃、〈ホジョウ〉と呼ばれる集落で拾われ育てられた少年、マサキは、
皆と協力し、自給自足の生活を送っている。
不自由も多いが、気のいい仲間たちと、片想いの少女カエデのお陰で、それなりに幸せだと思っていた。
目の前で、仲間が「散る」までは。

手の先、足の先から葉が生え始め、やがて花となり散ってしまう謎の奇病、〈死花症候群〉。
なすすべもなく散る仲間たちを救うため、マサキは「この世界」の調査を始める。
〈ホジョウ〉とは。〈死花症候群〉とは。そして〈マサキ〉自身の謎とは。
しかし愛するカエデが病に冒されていると知り……。

「世界の終わり」に、あなたは誰を愛しますか?
知らぬ間に涙溢れる、青春純愛ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 中盤までよく分からないので興味が惹かれるまでが長いと感じてしまった。

    遺伝子や植物、自然の強さなど、メッセージ性はよい思ったが少し分かりにくいかな…

    植物になっても、感情を表すことや人を愛することができる、それは環境による、というのは良かったと思う。

  • マサキの幼さが目に付く。仲間が秘密を持っているのは仕方ないにしても、本気で質問すれば答えてくれた気がするので、自分一人でやろうとせずに人の話を聞けと思う。コミュニケーション不足感が凄い。

  • “あの戦争”のせいで、ほとんどの人類が死に絶えた世界。ある集落で拾われ成長した少年マサキは、不自由ながらも穏やかに暮らしている。初恋の少女カエデのお陰で、幸せだとすら思っていた。目の前で仲間が「散る」までは。手足の先から葉が生え、全身が花と散る奇病、“死花症候群”。なす術なく散る仲間たちを救う方法を探すマサキだが、カエデも病に冒されていると知り…。綺麗な涙が止まらない、「世界の終わり」の純愛ミステリ。

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著者プロフィール

東京都品川区出身、美大卒。2014年第一回角川文庫キャラクター小説大賞 大賞を受賞しデビュー。

「2018年 『明日、君が花と散っても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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