入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一) (13) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041069110

作品紹介・あらすじ

大凶作!
角次郎は店と家族を守れるか?

悪徳政商を成敗し、順調に周囲の信用を得てゆく大黒屋の角次郎。
格式高い関東米穀三組問屋にも誘われ、大店の次男を手代見習いとして預かることになった。
だが、旱魃による凶作は続く。
そんな中、突然、大黒屋と信頼関係にあった館林藩領二つの村から卸先の変更を言い渡され、
卸されるはずの米俵半数と共に村名主らが行方不明となった。
凶作米高で世間に不穏な空気が満ちる中、何者かの暗躍を感じ取った角次郎は……!?

読むなら今!
痛快な商い、心に沁みる家族の成長――大人気書き下ろし時代小説シリーズ、新章突入!!

感想・レビュー・書評

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  • 2022.11.19

  • 國學院大學文学部文学科卒業。

  • 「兄さんならば」

  • 2018年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ通算13作目。善太郎とお稲の互いの想いがせつない。手代見習いの銀次郎とお波津のかけあいが楽しく面白い。

  • 第十三弾、第五章の一
    凶作の年仕入れに苦労する大黒屋、ある藩と結託した店により、米を横取りに
    米の嗅ぎ分けが得意な銀次郎、何故かお波津がかまう
    無鉄砲な若い二人の活躍?で一件落着?
    やはり最初はトカゲの尻尾切り、新たな敵の出現をも予感させる始まり

  • 千野隆司さんの入り婿侍商い帖シリーズも№13になりました。「凶作年の騒乱(一)」、2018.9発行。米問屋・大黒屋の主、角次郎、その妻お万季、息子善太郎、娘お波津の物語。大黒屋への米の卸が突然別の米問屋に変更されるという困った事案が発生し、殺人事件にまで。今回はお波津15歳の勇気ある行動とあぶなかしさが作品を盛り上げています。そして大店の次男で大黒屋に手代見習いとして修業している銀次郎18歳が、お波津に尻を叩かれながらw仕事を覚え、最後は誘拐監禁されたお波津の救出で、いい仕事をしました。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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