入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041069127

作品紹介・あらすじ

見えぬ敵、卑劣な罠!
角次郎が家族一丸となり迎え撃つ。

姦計により奪われそうになった米の仕入れ先を、留め置くことに成功した角次郎。
安堵した矢先、凶作で上がり続ける米の値に、ついに近くの米問屋・湯浅屋で打壊し未遂と付け火騒動が起こった!
角次郎は行きがかり上、湯浅屋の米四百俵を預かることになる。
しかし時を同じくして、何者かが江戸の各所で大黒屋を“売り惜しみをする悪徳米問屋”と評する読売をばらまき始めた……。
見えざる敵に、角次郎は家族と共に立ち向かう!
人気シリーズ二ヶ月連続刊行、第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2022.11.20

  • 「あんたの分も、あげなさいよ」

  • 悪い奴ばかりで気分が悪くなる時代小説
    最後はスッキリ勝てるのかしらん(´・ω・`)

    館林藩の悪い重臣をバックに悪役商人が
    陰謀をしかけてくる
    見事な悪の手順が敵ながらあっぱれ
    主役の大黒屋、庶民の生活を守ろうとして
    値上げをしない良心的な店が、企みにより
    米を隠し値上げを待つ極悪商人にレッテル
    貼りをされ、打ちこわしがされるのだ
    このピンチを・・・

  • 打ち壊しにあうとは、企みも念入りですね。

  • 2018年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ通算14作目。7才のお咲きが同心の嶋津とともに面通しに通うところに感心してしまいました。賢くて、えらい子です。

  • 第十四弾
    全巻の続き、背後に潜む悪の策謀第二弾
    売り惜しみをでっちあげられ打ち壊し
    更に黒幕の影が

  • 千野隆司 著「凶作年の騒乱(二)」、入り婿侍商い帖シリーズ№14、2018.10発行。米不足の年、巧妙に仕組まれた罠が角次郎・お万季の大黒屋を襲い打ち壊しの窮地に。二人は勿論のこと、善太郎やお波津、お稲、同心の嶋津、更には種五郎親分などの力でなんとか。怒涛の展開、一息に読了しました。今回、いつもお波津に指導されてる銀次郎がしぶい活躍を。そして、因業婆さんお梅の孫娘お咲7歳がいい役を果たしています。悪徳商人、まだまだ潜んでいそうで、このシリーズ、安心はできません(^-^)

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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