- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041069134
作品紹介・あらすじ
家族の形は変わりゆく。
大凶作、打壊し、さらに殺しの濡れ衣――苦難を乗り越え、絆を新たにした大黒屋の行く末は?
打壊しの危機を乗り越えた角次郎は、長く大黒屋を支える番頭の直吉に暖簾分けをゆるす。
互いへの恋心を抑えきれない善太郎とお稲は、次こそ最後の逢瀬と、ある場所へ足を向ける……。
そんな中、金貸しが何者かに殺され、金を奪われる事件が発生。
生き残った小僧の証言等から、直吉が捕らえられてしまった!
事件の裏に張り巡らされた罠をはね返し、直吉の潔白を証すべく、一同は力を合わせ奔走する。
急展開の新章、完結!
感想・レビュー・書評
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2022.11.22
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「あんたごときに」
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お稲さん、どうなるの?
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2019年2月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ通算15作目。悪だくみをはねつけたところに拍手喝采。善太郎とお稲は、予想もしない展開で、驚いてしまいましたが、なるほど、ありうる展開ですね。次が楽しみです。
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千野隆司 著「凶作年の騒乱(三)」、入り婿侍商い帖シリーズ№15、2019.2発行。大黒屋番頭直吉が、大黒屋をつぶそうとの垂水屋、上州屋の企みで人殺しの濡れ衣を着せられ、大黒屋絶体絶命の危機。角次郎、お万季、善太郎、お波津、そして島津惣之助らにより直吉の無実が。新章完結とありますが、凶作年の騒乱が完結で、入り婿侍商い帖は続くものと思います。羽前屋のお稲が善太郎の子を宿しました。この二人の行く末に幸あれと願っています!
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