幼女戦記食堂 (1) (角川コミックス・エース)

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  • KADOKAWA (2018年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ) / ISBN・EAN: 9784041069479

作品紹介・あらすじ

大ヒット作『幼女戦記』に、なぜかごはんスピンオフが爆誕!ターニャの舌鼓は!?ヴィーシャの悪食は!?ヴァイスの甘党は!?キャラクターの意外な一面盛り沢山、文字通りの垂涎……間違いなしです!

感想・レビュー・書評

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  • 流石にお食事スピンオフでは若干マイルド。
    でも、やること裏目に出るのは相変わらず。
    コミュニケーション下手だよね…。
    でも、転生前もなかなか食にこだわりある人だったのね。
    てっきり、食べられるならなんでも良しな合理的な人かと思ったけれど。
    合理的なだけではない、文化的生活も送っていたということか。

  • 幼女戦記のスピンオフ漫画。
    「食堂」と銘打っているけど、幼女戦記の世界観で(なけなしの)美味しい食べ物の話をする感じの漫画。
    ターニャが食堂を開く話とかではないですw
    また、ターニャのおっさん感はほぼゼロで、ただのガラの悪い甘党の幼女ですw

    ◆絵柄について
    綺麗な絵柄でコミカライズ版準拠のキャラデザなんですが、コミカライズ版と大きく印象が違うのが、興味深いです。
    コミカライズは少女漫画寄りで女性向け感のある絵柄、対して本作は男性向け感があると言ったらよいでしょうか。
    具体的に大きく差がある点としては、まつ毛です。
    コミカライズは、基本的に髪と同じ色でまつ毛が描かれ(白抜きや、白抜き+トーンで表現)、本作は黒ベタ塗りで統一されています。
    (コミカライズの特徴とも思うので、そちらの感想でも触れています)
    どちらが良いという話ではありませんが、単純な絵柄の差以外で、このまつ毛の描き方の差が印象に大きく寄与しているように思います。
    いやー、興味深いですね。

    ◆ヴィーシャ
    ヴィーシャの表現は、コンテンツごとに全然違って、面白いですね。
    アニメとコミカライズではそもそもキャラデザや作品から与えられた役割が全然違いますし、少女漫画ブーストのかかったコミカライズのヴィーシャと、男性向け漫画感のこもった本作でも、全然違います。
    絵のことはよくわからないので普段あまり言及しませんが、いやー、マジで興味深いですね。
    絵の描き手の個性以上のものが詰まっているキャラクターですよね。

    ◆ヴァイス
    ヴァイスもまた、コンテンツごとで違った印象を受けます。
    どれも真面目さがベースにはありますが、アニメでは朴訥で大隊のバランサー的な印象を、コミカライズでは前線で戦う軍人としての真面目さを、本作ではプライベートな甘党な部分を、クローズアップされていると感じます。

    ◆なぜ幼女戦記でご飯ものか
    辛く苦しくいつ死ぬかわからない状態が常態化した世界(≒現実)では、「こんなに苦しいんだ!」と嘆く時代は過去のものとなり、そんな世界でもプリミティブな欲望を満たしつつ日々楽しく生きよう、という空気が生まれるものと考えています。
    そんな中ひとりでも楽しめる趣味にフォーカスしたジャンルとして「趣味物」があって、食欲というプリミティブな欲望を満たそうということで、「美味しいものを食べる! 幸せ!!」な作品が出てきたものと思っています。
    となれば、戦争やそれに準ずる状態が長く続く帝国を舞台に、「『手軽にひとときの幸せを感じられる食事』にフォーカスした物語」が出てくるというのは、良い着眼点だなと感じます。
    ついでに20世紀初頭のドイツ的な食事にも親しめるという寸法です。
    (一応注釈しておきますが、物語は多様なので、みんなで趣味を楽しもうという作品だとか、食べるだけじゃなくて自分で作ろうとか、色々なパターンがありますね)

    ◆肝心の物語は
    ぶっちゃけ、物語としては面白くないです。
    いや、ここまでべた褒めしといて本当に何ですけども……。
    特に、幼女戦記コミカライズ版など、最近読んだコミカライズやスピンオフ物の出来が良いので、なおのことちょっとしょんぼりです。
    全体的に物語の精度が低く、実存性もあまりない印象ですね。
    趣味物は実存性が土台として重要だと思うので、残念です。
    また、物語のフォーマットが古い気がします。
    キャラの動かし方やギャグ(すれ違い漫才)も、模倣しそこなった感がありますね。
    小銃の構え方も左右逆ですし。

    ◆総評
    コンセプトは良い(最初数ページ読んだ段階では滅茶苦茶ビビッと来てたんだが……)けど、表現しきれていない印象です。
    食べ物については詳細に調べているように感じるので、物語として昇華できればもっと良いのになぁ、と惜しい気持ちです。
    全2巻なので、多分続きは読むと思います。

  • スピンオフだからある程度はしょうがないけど、戦時における緊張感が抜け落ちていてかなり雰囲気が壊れているように見えた

  • なんとなく避けてたこの作品。ひょんなことから手に入れたので読みました。某料理系スピンオフと違い「作ってみよう」とはならないのは食文化の違う国の話だからか。芋ばっかり食ってるのは独とか英とかの特徴。絵柄もありデグさんもかわいいし、ヴィーシャがとにかくかわいい。元々原作自体は話のすれ違いからの誤解が発端となる筋とはいえ、本作はそのすれ違い方が少々雑という印象。1話あたり20ページというページ数の問題もあるんだとは思うのですが。

  • 戦争中でも美味しいものシリーズ、というかせめてもの慰めシリーズ。
    うん、絵柄かわいいから何でも言いやって気になる、番外編。
    こういうのがないとやってらんないよね。
    まああっても戦争はやってらんないけど。

  • いろいろな料理が紹介されていてどれもおいしそう。レルゲンさんの回のじゃかいもは時間があれば作ってみようと思った。

  • 夫が購入したのを読み。

    帝国=ドイツ、と読み替えればいいのかしら。
    ・デグさんの不運に拍車がかかっているような。
    ・ヴァイス中尉の甘党キャラがかわいい

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著者プロフィール

◆イラスト
京一

「2021年 『陰陽師学園 ~おちこぼれと鬼の邂逅~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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