- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041069837
作品紹介・あらすじ
アラフォー主婦のユリはヨーロッパの小国のスパイをしていたが、財政破綻で祖国が消滅してしまった。入院中の夫と中1の娘のために表の仕事だった通訳に専念しようと決めるが、身の危険が迫っていて……。
感想・レビュー・書評
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赤川次郎さんの新作かと思って最後まで読んだんだけど、実は19年前の作品だった事を知り、驚いている。
古さを全く感じさせず、物語の内容も伏線がいくつもあり、最期の以外な展開にも抜かりがありません。
色々予想して読んでいたんだけど、やっぱり最後は騙されてしまいます。
とても読みやすく、ワクワクしながら最後まで読むことができました。
赤川次郎さんの作品は昔、三毛猫ホームズシリーズを読んだことがありますが、やっぱりこの人天才ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英語、ドイツ語、フランス語が堪能な通訳の伊原ユリは、心臓を患い入院する夫と、中学生の娘を持ち、家族のために働く。実はその裏の顔はポメラニア共和国のスパイだった。
解説にも書いてあったように、一見普通の人が実は……というパターンは赤川次郎作品にはよくある。だが私が本作を読みながら思い出していたのは、これまた解説でも指摘されている荻原浩の『ママの狙撃銃』だ。家族を守るために勇敢に職務を全うするその姿はカッコいい! -
初めての赤川次郎作品。
読みやすく、サクッと楽しめた。
映像化しても面白そう。 -
19年前の作品だとは知らず!最後の展開はなかなか急で、あれれ?と思うところもいくつかあったのですが、赤川さんの作品はこの軽さが好きで読んでいるのでこれもありかな。