- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041069974
作品紹介・あらすじ
散歩サークル「加茂川乱歩」の遠近倫人と、謎好き理系女子・青河幸の恋の行方は? 季節は初夏から冬。京都を舞台に雅な謎解きとじれったい恋模様が、季節感豊に描かれる古都お散歩ミステリー、第2幕。
感想・レビュー・書評
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リア充爆発しやがれ!という感じの青春ミステリ。マイルドで読みやすいとは思うが、毒気なし。ルヴォワールのある登場人物が結構出てきますが、未読者には、ある仕掛けが楽しめなくなるかもしれないので注意。
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古本屋で見つけて読み始めたがどうやら前編があったよう…
内容的には面白かった。京都を舞台に京大生と不思議な登場人物たちの物語を描く。森見登美彦さんを彷彿とするような部分もありながら独自の要素も加えていく。突飛な展開もあったが楽しかった。 -
登場する女性たちが強く賢く美し過ぎ、一方で主人公の東横は理屈っほくて優柔不断なくせに自尊心が高いのは敢えて対比させるための作為でしょうが、もう少し男性にしっかりして欲しい。
とはいうものの、コージーミステリーとしてそれなりに面白く、学生時代を過ごした場所が舞台なので親近感を感じます。 -
正体の意外性はないが……
話は面白い。 -
京都の大学生ってなんだか特別に思えるのは森見さんの影響か。
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シリーズ2作目
というか、これで完結でもおかしくはない終わり方ではあるんだけど、続くのか?これ
今回はキャラクターの内面的にも踏み込んでいて、読んでいてちょっと心苦しい展開も……
今回は以下5編
・たまにはセドリー・オンザ・ロックスを
・見えないブルー
・撫子はもう好きじゃない
・五分だけでも待って
・銀叡電の夜
今回の探偵というか謎解決のアドバイザーは瓶賀流さんの方が務めているような……
前作の最後の種明かしで、バーが決してファンタジー的な存在ではない事が描かれたことで、三号館という縛りなく蒼馬実希さんが登場しているし
終盤ではバーの存在意義そのものが揺らいでいるなぁ
キャラかぶりとまでは行かないけど、役割の差別化って必要だと思うんですけどねぇ
ただ、この物語で評価すべきは、普通の日常の謎ものにありがちな謎が解けて終わりなだけでなく
「謎の解決」の先や根本にもっと解決すべき問題があるところですね
ハウダニット、フーダニットという謎そのものは論理的なミステリとして答えを導けるけど、ホワイダニットまで突き詰めていくと物語に深みが出る構成は好き
私が日常の謎ものに求めているのは、謎そのものではなく、やはり人間模様としてのミステリなんだと改めて知った -
シリーズ2作目。一昨目は物足りなさが残ったけど、2作目は良作だと思います。
京都の魅力も表現されてましたし、あの辺りに住んでいた昔を懐かしみながら読みました。