華舞鬼町おばけ写真館 灯り無し蕎麦とさくさく最中 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 188
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041070024

作品紹介・あらすじ

夜中に動画サイトを見ていた那由多は、何かに操られるように不気味な映像を見つける。それはユーチューバーが、地下鉄の終電である駅の地下街にある蕎麦屋を訪ねるというものだった。タイトルは「現代版『本所七不思議』灯り無し蕎麦」。「灯り無し蕎麦」とは夜道にある真っ暗な蕎麦屋に入った客が、灯りをつけるとその人に悪いことが起きるという、江戸の怪談だった。ライブ映像の中、半信半疑で進む彼らは蕎麦屋を見つけて驚喜し、早速店に入っていく。が、真っ暗な店内で何事か起き映像は突然切れてしまう。不安になった那由多は翌日狭間堂に相談しに行く。そばで話を聞いていたポン助が浮世に怪談が増えているという噂を伝える。その動画を開く直前、那由多は妖しい人影を部屋の外で目撃していた。それが関係しているのではと、狭間堂は那由多たちと一緒に実際の駅を訪ねてみる。しかし、最終で着いた駅の地下街に蕎麦屋は無く唖然とする。そこへ黒い学生帽とマントを着た青年が現れるが。シリーズ最大の禍が登場に、狭間堂と円は?

感想・レビュー・書評

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  • 生者のケガレを使って怪談、都市伝説を実現させることができる新しい登場人物、虚路。
    見た目が好みなのだけどこの巻では謎のまま。

    蘇芳さんが出てきたり、狭間堂と円さんの出会いが分かったり・・満足。
    余話の円さんが微笑ましくて堪らない

  • 面倒そうなキャラが出てきてこれから振り回されていきそうな流れに。
    彼の落とし所はどうなるのか気になります。
    円さんは最終的に自身を構成しているものを手放しても円さんだけは残ってくれるかなと思いたい。円さんの記憶があり、周りも円さんを認識しているし。

  • 今回はいつもより悲しいお話が多かった気がする
    忍さんが話に出てきたり幽落町も出てきたりして前シリーズを読み返したくなった
    彼方の成長ぶりが凄まじい…
    次の巻で虚路のことも解決するのかな?

  • シリーズ4作目。「那由多と妖しい語り部」厄介そうなのが出てきた。「那由多と姥ヶ池の怪談」悲劇怪談のループ。那由多とポン助の組み合わせは、気の置けない友達同士という感じがして好きだ。「那由多と亡者の記憶」親切な紙芝居屋さん。狭間堂さんと円さんの関係が垣間見える回。私は身長のことよりも、家族になんと説明して旅に出たかのほうが気になるよ。「百代円記者の怪奇事件簿」名前をつけた時点で特別ではないのか。

  • 今コミックスで幽落町を読んでるので、彼方くんの成長っぷりにますますぐっときた。

  • 今回はユーチューバーの話から始まります。
    でも、話としては、一番怖い内容でした。
    本所七不思議を題材にしています。確かに、昔の本所近辺は怖い話がたくさんありますよね。
    シリーズのファンとしては、百代円の誕生秘話があるので、欠かせない一冊になります。
    自作も出たので、楽しみです。

  • 「那由多と妖しい語り部」
    怪談話に釣られ行先は。
    こういった話には何かしら元になる出来事がある事もあるけれど、一番怖いのは何も無くただ曰く付きの話だよな。

    「那由多と姥ヶ池の怪談」
    何度も繰り返される悲劇。
    怪談話にはよく有る悲しい話かもしれないが、語り継がれることにより何度も同じ出来事が繰り返されてると考えると恐ろしいな。

    「那由多と亡者の記憶」
    彼が過去に行ってきた事の断片。
    今の名を得るまでに行ってきた事は、過去に彼らの元で行っていた事と同じで誰にも優しく接していたのだな。

    「百代円記者の怪奇事件簿」
    彼の作りだした怪談を。
    意地悪でどこか不気味な彼だけども、やはり自分たちの居場所を荒らされるのは嫌なのだな。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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