脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041070055

作品紹介・あらすじ

神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、久しぶりの公休日に、江の島を訪れた。だが、そこは捜査車両がひしめく、殺人事件の現場になっていた。江の島弁天橋の下から他殺死体が発見されたのだ。翌日、捜査本部に呼び出された夏希は、自身が犯人から捜査の指名を受けていることを知らされる。犯人は夏希との対話を要求。さらに次の犯行予告も突きつけられた。夏希は脳科学の分析により、犯人の人物像に迫っていくが──。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第2弾。
    前作から1か月ぐらいしか経っていない設定らしい。
    今回も婚活の一環で、たまたま訪れていた江の島で殺人事件に遭遇してしまうところから、始まる。
    江の島で一人目を殺害した犯人は、交渉役に前回の爆弾事件の時に注目を浴びた「かもめ★百合」を指名し、夏希も捜査本部に加わることに。
    次から次へと犯行予告をする犯人だが、なかなか犯人像を捕えることが出来ない。
    すぐに辻堂で2件目の遺体が発見され、3件目の予告の間に夏希は犯人に拉致されてしまう。
    連続殺人の割には、事件が雑過ぎで、犯人とのやり取りのチャット画面とかでページを取っている割には、事件がどんんどん先に進んでしまって、ほとんど夏希の心理分析なんて、役に立っているとは思えない。
    前作でも突っ込みどころ満載だったけど、今作でも成長した姿もなく、緊迫感もないまま、あっと言う間に読み終わってしまって、かなり残念…次はもう読まない。

  • 神奈川県警心理職特別捜査官・真田夏希の第二弾。今度は江ノ島。休日にデートをしていたら殺人事件の捜査現場に遭遇。その犯人から指名され真田は捜査に加わることになる。真田の分析で犯人は判明するのか…。どうなのかなあ。心理分析も楽しめるものではなく、あんまり色がなくなってきた気がする。登場人物達の魅力も今一歩のところもあり、場所(神奈川県警の範囲のところ)というだけで読んでますが、次はあるのかな。

  • 前作に比べてプロファイリングは少ない印象でしたが、楽しめました。
    次作も期待!同僚たちに囲まれて充実してそうだし、もう婚活は卒業するのかなぁ。

  • 真田夏希シリーズ第二弾
    前作の事件から神奈川県警をはじめ皆が夏希をチームに迎え入れたのがよくわかって、事件に集中できて良かった。
    (どのシリーズも初回のあの感じが苦手な人見知り星人です)

    夏希の仕事のポジションと脳科学捜査官としてのこれからが楽しみです。

  • 前作に引き続き、心理職特別捜査官っとなった真田夏希が主人公。
    心理的な観点から犯人を絞り込むが、最後の最後に物理的に犯人にしてやられる。そこで、駆けつけてくれるのが、警察犬のアリシア。
    この作品はアリシアが主人公かな?っと思うくらいの活躍。
    そろそろ、心理職っと思わせるような推理で犯人を捕まえて欲しいかな。

  • 女性が活躍するお話は大好きです。
    婚活中の脳科学捜査官、真田夏希。
    鑑識課の小川と相棒アリシア、夏希の関係もこれからの楽しみです。

  • 1作目に比べ、夏希が脳科学捜査官であることの
    が、必要かどうかわからなかった。女性であればどのような人であっても好いような内容であった。この内容なら、加藤の行動をもっと読みたかった。

  • エンディングが近づいたのに残りページが少な過ぎると思いながら読み進めて行くと2時間ドラマの様なありきたりの終わりで少し物足りなさを感じました。

  • #鳴神響一 #読了 #脳科学捜査官真田夏希 #角川文庫

  • 鳴神響一「脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー」読了。舞台は江ノ島、辻堂、茅ヶ崎の湘南エリア。海沿いの情景が多く心地良かった。迷走神経反射は興味深く自分の過去に思い当たる点があった。IDC-10の基準でみると周囲で自己愛性パーソナリティ障害に該当する人がチラホラいそうでゾッとした。

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著者プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2023年 『脳科学捜査官 真田夏希 エキセントリック・ヴァーミリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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