メゾン・ド・ポリス2 退職刑事とエリート警視 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041070093

作品紹介・あらすじ

退職刑事専用のシェアハウスに住むおじさんたちは、くせ者ぞろいだが捜査の腕は超一流。今度は歩道橋から転落した男性の死亡事件に首を突っ込まれ、困惑する新人刑事のひより。だが意外な真相が明らかに――

感想・レビュー・書評

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  • 柳町北署管内の歩道橋で、男性の転落死体が発見された。
    新米刑事のひよりは、今回も退職刑事専用のシェアハウス、メゾン・ド・ポリスに住むおじさんたちと操作をすることに……。


    2019年にドラマ化された、『メゾン・ド・ポリス』の原作本2巻目です。
    母がドラマ出演していた某俳優さんのファンだったので原作も読んでいて、1巻に引き続き珍しく母に借りた本。

    私はあまりテレビを見る習慣がないのでドラマも見ておらず、ドラマ版と原作の違いなどは分からないのですが、個性的なキャラクターたちでさっくり読めて、くすっと笑えてさっぱり終わる。難解なミステリや、重厚な警察小説を求めているという人には物足りないかもしれないですが、爽快な活劇という感じで、ドラマ向きなのも分かる気がします。

  • 老刑事のシェアハウスという設定以外は何も無いように感じました。
    ストーリー通しての事件も意外性も感じませんでした。
    メインの話だと思うけど簡単に解決したように思いました

  • 「ひよこさん、遂にテレビ版のメゾン・ド・ポリスが終わっちゃいましたね」
    「ひよこじゃなくて、ひよりです。てか、貴方また出て来たんですか!」
    「前巻の感想を述べた時に、テレビドラマの第5話で高遠建設を巡って、ひよりさんや夏目さんの問題にいったんケリがつきそうだ、と言ったのを訂正したくて出てきました。あの時は予告でそれらしいことを言っていたので、勇み足をしてしまいました。高遠建設問題は、最終週まで持ち越しましたね。あ、もちろん当然この2巻目もこの1週間で読みました」
    「前巻でも、この巻でも、あの問題の決着が最終章になっていましたね。私もスッキリしました」
    「小説版の展開とは必ず違う展開を用意するなど、ドラマも頑張っていました。しかも、かなり大掛かりでした。予想はしていたけど、恋の話は全然進展せず‥‥」
    「あっ、あたりまえじゃないですか!それに夏目さんとは‥‥」
    「私は一言も夏目とは言っていないけど。語るに落ちたな」
    「これだから、おじさんは‥‥」
    「まあ、ひよこさんが少しは成長したのは、確かだから老人ホーム通いも益があったというわけですね」
    「老人ホームじゃなくて、シェアハウスです。あの人たちは、おじさんなんだけど尊敬してます!貴方も、このシリーズ、ハマっちゃったから、2巻目に手をのばしたんですよね。これは当然3巻目も!ということですか?」
    「それは高畑充希ちゃんがまた主演するのにかかっているなあ」
    「私じゃ、ないんかい!」

    2019年3月15日記入

  • 脳内映像はもちろんドラマのおじさまたち、の一冊。

    魅力はもちろん笑いも前作よりパワーアップしたと思うのは気のせいから。
    どんどん おじさまたちとひよりの距離が縮まり絆が強くなっていくのも読んでいて気持ちが良い。

    「決める時は一瞬」クローゼットでの伊達さんの言葉が良かったな。

    どんどんおじさまたちと前へ進むひよりの姿は微笑ましく応援したくなる。

    この先ますます絆深まりどんな事件に立ち向かうのか、楽しみ。

    そして無敵のおじさまたちに二つだけ怖いものがあったとは…!ここが一番ツボだった。

    • あいさん
      高畑充希が苦手でドラマ見てない(^_^;) おじさまたち、西島さんが好きだからやっぱり見ればよかった。
      高畑充希が苦手でドラマ見てない(^_^;) おじさまたち、西島さんが好きだからやっぱり見ればよかった。
      2019/02/27
    • くるたんさん
      けいたん♩

      私も!高畑充希はむむ…なんだけど、おじさまたちの配役はバッチリ、笑えるよ(*^^*)♪

      西島さんはほんと、エプロンが似合うわ...
      けいたん♩

      私も!高畑充希はむむ…なんだけど、おじさまたちの配役はバッチリ、笑えるよ(*^^*)♪

      西島さんはほんと、エプロンが似合うわ
      (*^^*)♪

      疲れた時に読むのにぴったりなシリーズだね、これは(๑ᵔ ᵔ๑)
      2019/02/27
  • 軽い気持ちで読めてノンストレス!

    ひよりのお父さん失踪事件の終息があら?というほど呆気なかったけど、全話が軽い感じだからこれでアリなのでしょう。

    インディゴの夜シリーズが好きで加藤実秋さん、久しぶりに読んだけど、この軽い感じ好きだな。

  • 前作のレビューで“ドラマ化されたらいいなあ”と書いた。
    めでたくドラマ化!
    何といっても、今熱い“おじさんたち”の個性的な人物造形と、“シェアハウスで共同生活”という設定を作りだしたのが最大のお手柄である。
    ドラマの内容は、各話少しずつアレンジが加えられ、小説を先に読んでもドラマを先に見ても、完全にはネタバレにならない工夫がされているのが良い。

    今回は、ひよりとおじさん達の連携もすすみ、いよいよひよりの父の真実に迫る。

    第一話 血痕が導きだす死者の声
    第二話 錯綜する資産家女性殺人事件!
    第三話 VS.連続窃盗犯!おじさん軍団の長い夜
    第四話 ハイテク工場の闇 遂にクライマックスへ!

    個人的には…お話の筋立てのテクニックと面白さは、ドラマ脚本の黒岩勉氏の方が一枚上手と感じます。

  • シリーズ第2弾。

    今回も面白かった。
    テレビドラマのイメージが強すぎて、高畑充希、近藤正臣、野口五郎、小日向文世などの世界だった。
    (図書館)

  • シリーズ二作目。相変わらず、軽く楽しく読めるミステリですが。いよいよひよりの父の事件に決着がついたりと盛り上がりは抜群です。クライマックスはさすが。軽妙な読み心地はそのままだけれど、事件そのものは重い問題を取り上げていて読みごたえもあります。
    お気に入りは第三話。ついに彼の活躍が! そして伊達のセーターに秘められた物語が切なかった……。

  • シリーズ第2弾。ドラマ化決定!との事楽しみです。1作目でも思ったけど『ナナちゃん』ウザい!(死語)^_^;
    まだ続きありそうな感じ?ですかね。おじさま方の過去とか、草介との進展はなさそうだけど。惣一郎さんとの関係とか気になる〜

  • メゾン・ド・ポリスの第二作。

    お父さん生きてたんだ!とびっくり。
    テレビドラマでは、最初から事故死したことになっていたから、
    そうくるとは思わなかった。
    事故死した方がサスペンスっぽいし、メリハリもあるし、
    ひよりのキャラクターに説得力が出ると思うんだけど。

    まあ、ハッピーエンド好きとしては、
    無事帰ってきて良かった。

    バーのマスターとのモヤモヤとして関係の続きが気になる。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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