- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041070239
作品紹介・あらすじ
各国の使節が訪れる外交の月を迎えた崑国。皇帝・ショウ飛は鳳家当主・朱西と休戦を結び、束の間の平穏に安堵していた。理美は料理の腕を認められ、西沙国をもてなすことに。ところが使節団にはグルザリ・シャーだけでなく、皇女アーシャの姿が。国交樹立に向け、婚姻による盟約の準備かと宮廷はざわめきだす。動揺するショウ飛を差し置き、理美の皇后内定者としての立場は揺らぎだして!? 自らの「道」を選び取る、激震の第7弾!!
感想・レビュー・書評
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西沙国から使節としてグリザリ・シャーだけでなく、皇女アーシャがやって来た。これからの理美の皇后として立場を脅かすのではないか。このアーシャがとんでもないじゃじゃ馬だったが、理美の料理で責任を伴った中での自由、自分の立ち位置の意味を見出す。このへんの考え方はどうなのかなあとちょっぴり疑問に思ってしまう。限られた範囲の中での、運命を甘受したものだと思えてしまうのだ。最後に理美はとんでもない目に会う。
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今回も料理が美味しそうだった。
組み合わせを瞬時に計算できる祥飛すごいね。
毎回ストーリーと料理を組み合わせるの大変だろうに、話の運びが上手い。
皇帝祥飛が着実に大人になりつつあり、この調子では理美がいなくても大丈夫だから、朱西とくっつくことになりそうで心配だなぁ。 -
理美と陛下の在り方がどんどん愛おしくなってきて……つらい。
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宙ぶらりんな状態のまま、ここのところずっと待機状態の美理。彼女の味方の四夫人たちがこのままじゃ許し置かないでしょうが、待機状態の間に、美理の地位はどんどん怪しくなっていくし、ちょいちょい朱西が登場して未練タラタラだし。
今、いくつかの未来が見えてきたところなので、ここいらで短編とかで姉斎宮様のところに行ったばっかりの頃の美味宮のお話を読んでみたいです。こんなにも心の支えになっているのに、ちょいちょい「傍若無人」「わがまま」と出てくる彼女がとても気になる。 -
皇女アーシャは悪い子じゃないし、むしろ元気印で素直な良い子だけれど、やはり幼さのせいか理美の立場に思い至るほど政治的見識が無いのがなぁ。。。自分の登場で理美の立場が危ういと知ったら心痛むだろうに。知らないという事は心安らかだ。
著者プロフィール
三川みりの作品





