マジック・ツリーハウス 44 伝説の巨大ハリケーン (44)

  • KADOKAWA (2018年8月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784041070376

作品紹介・あらすじ

ジャックとアニーは、本の中の世界につれていってくれる魔法のツリーハウスで、いろいろな国や時代へ冒険の旅に出かけていた。
ある日ふたりは、1900年9月8日に、テキサス州ガルベストンという町を巨大ハリケーンが直撃し、町全体が壊滅状態になってしまったことを知る。死者1万人という被害を出したこのハリケーンは、現在にいたるまで、アメリカ史上最悪の自然災害だ。
ふたりは、ハリケーン上陸の日のガルベストンへ行き、海岸で大波を見物する人々に、高台へ避難するようよびかける。ところが、防災意識の低い当時の人々は、ふたりの言うことを信じようとしなかった。
そんななか、だれも体験したことがないような巨大ハリケーンが襲来。海抜の低い海沿いの町に、4メートルをこえる高潮がおしよせ、あっというまに、家や人々をのみこんでいった……!

感想・レビュー・書評

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  • 1900年アメリカテキサス州で巨大なハリケーンに襲われる時に1人でも多くの人を助けるために、ジャックとアニーがやってきた物語だった。
    高潮が来ているのに、街の人々はわざわざ海を見に行ったり、気象庁が間違ったことを言っているのに気づかずに、気楽に過ごしているのを見て驚いた。
    また、国や最大風速が違うだけで、熱帯低気圧名前が違うことを学んだ。

    日本→日本近海にやってくる、熱帯低気圧のうち、最大風速が秒速17.2m以上のものを台風と呼ぶ。
    東南アジアの海や太平洋の西半分→最大風速33メートル以上になった時をタイフーンと呼ぶ。
    太平洋の東半分や大西洋上にあるもの→ハリケーンと呼ぶ。

  • 今回は1900年にアメリカで実際に起こったハリケーン災害が舞台。標題紙によると、事実を織り込んだストーリーだそうな。

    今作もシビアなテーマなので、ジャックのうっかりや弱気の場面がなく、このシリーズでは骨太。でも、初期にあった多相な伏線があってもよかった気が…。

    それにしても、今作はすでに魔法系ファンタジーというより、この史実を伝えるためだけの話になっている気がする。今までの読者の成長に合わせているのかもしれないが、シリーズ・物語の性格が変わってしまっていて、釈然としないというか、別シリーズにしてもよいのでは…と思ってしまう。

  • ジャックとアニーが、ハリケーンからいろいろな人を救うお話だった。
    ハリケーンで、マジックツリーハウスの縄ばしごがなくなったり、ハウスがこわれたときにはすごくハラハラした(今まで読んだマジックツリーハウスの中でハラハラした)。ゆか板が残っていただけでも帰れて、よかった。(小4)

  • ジャックとアニーが、ぼうけんにでかけて、人びとを助けるところが、とってもかんどうしました。

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著者プロフィール

現代アメリカでもっとも実績ある児童作家のひとり。ノースカロライナ大学で演劇と比較宗教学を学んだあと、児童雑誌の編集者などを経て、児童文学作家となる。マジック・ツリーハウスシリーズは、1992年より29年間で100作以上が発表され、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの小学校の授業で使われているほか、全世界37か国で1億5000万部を超える大ベストセラーとなっている。

「2022年 『マジック・ツリーハウス 50 ヒマラヤ白銀のゴースト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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