- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041070819
作品紹介・あらすじ
卒業も近づく高校3年生の冬。年末年始のイベントに浮き立つ世間をよそに、小熊はひとり、冬休みを迎えようとしていた。「やっぱり、私にはカブしか無いのかもしれない」そんな折、小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、新たなバイトを始めることに。敏腕経営者とは思えない、どこか子どもっぽい浮谷。個性の違う同僚ライダーたち。大晦日の夜に出くわした、幽霊のような少女・史。馴染みのバイク解体屋で起こる、予想外のメロドラマ──両親も友達も趣味も、何も無かった。そんな小熊にカブがもたらした、人とのつながり。
感想・レビュー・書評
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広がっていく人間関係と世界。
バイク野郎の世界観が強くなってきたかなぁ。 -
小熊の地力の強さがすごい。
教えてあげるおじさんは全滅しろ。どうしてあの手の男は手軽に女からの承認を得たいと(得られると)考えるのだろう?お前なんか要らん。 -
小熊の成長が著しいですね。どんどんたくましくなる。バイク便の仕事をしてモトラのリストアまで手掛けて長野県へ物資を運んで…バイクでやってくるヒーロー、かっこよくて泣けてしまいました。不思議な昼ドラは必要だったのか?と思いつつまぁ茶番も必要ですよね。
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怪しい仲間がどんどん増えてく。ついには幽霊少女の史ですか。彼女が無骨なモトラに乗るのはミスマッチだけど、ヴェスパ欲しさにカネ貯めるってのも似合わんな。ともあれ、孤高の生活ライダー小熊が急速にたくましくなっていく。VTRで街乗りのプロと化し、カブの修理はお手のもの。同種横置きエンジンのモトラなんて熟練整備士顔負けのレストアをこなす。バイクを操る腕も整える腕も、礼子を凌駕しつつある。もはやほのぼのライダー小説ではなくなり、自信が過信へと変じている小熊はちとヤバい。
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最終回だろこれ。というレベルのかっこよさ。
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2018年12月角川スニーカー文庫刊。VTR、フュージョン、モトラ、マクラーレンF1の車載工具、と素敵なネタが多く楽しめた。小熊と礼子が、長野に行くくだりが、誇らしくて、熱くなりました。
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もしかして、これで終いなん?
VTRとかスクーターとかあかんやん。
CBRかNSRを出せよ。 -
新たな出会いがあり。
ワークマンのイージスも登場したりと。
まさに今という感じになってきました。
僕的にはソロキャンやソロツー的なことも増やしてほしいですが。
そうなるとベタになりますね~。
5巻も執筆開始とか。
楽しみです。 -
新登場の「浮谷 東」、浮谷東次郎のオマージュですよね。
でも、最後がなんか釈然としないです。大学に進学した後のことは書かないのでしょうか?これで終わりではないですよね。