えじきしょんを呼んではいけない (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 139
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041071069

作品紹介・あらすじ

えじきしょん――町中だろうと家の中だろうと、扉があれば中から現れ、呼び出した人間を溶かしにやってくる、ガスマスク姿の不気味な存在。ひたひたと迫ってくる理不尽な恐怖にあなたは耐えられるか!?

感想・レビュー・書評

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  • 怖すぎて夢に…

  • 了児以外の皆が「えじきしょん」って呼んだから、硫酸かけかけマンに襲われた。
    ただ、了児がオカしくなって・・・襲われたけど・・・・・・・秋乃まで・・・・。
    それに、関係ないけどさ・・・・・りた!!?
    『最怖スポット』なんて読んだら夜葬のアレに追っかけられ・・・・・・・・てないんだよね。
    横森店長が「スマホのナビが勝手に起動して自分のところにやってくる」ということに対して都市伝説になってるけど・・・・どういうこと?
    もうあの連鎖は終わってるってこと?・・・・・それは置いといて、皆生きててほしかった。

  • 作者読み。
    結局フランスの村でも代々歌い継がれてきた子守唄があるだけで、“えじきしょん”の由来は不明なのか。
    それが一番気になるところで、それが分からないこの話は理不尽系ホラーってことでいいのかな?

    【最恐スポットナビ】が出てきたのでデビュー作である『夜葬』と繋がっていそうだが、同じ世界観というだけなのか?

  • その1

    東京の中学生におすすめ、だそうです。
    がちゃんずコレクション。

    2022/11/10 更新

  • とても読みやすい文体でスラスラ読めます
    今までのどんぶりさん、ドロリンチョからの硫酸かけかけマン!作者のネーミングセンスがとても面白いです!
    面白いけど、やっぱり怖い
    今回の作品はオチもよくて、後味悪い感じがすごく良かったです

  • 相変わらず怖い。しばらくトイレが怖かった

  • ライターが、連続失踪事件の関係者の話を聞く機会を得る。彼女の話は、ある島で化物を呼び出してしまったために仲間が不条理に殺されたという突飛なもので。疾走感に満ちた快(怪)作ホラー。

    作者のモンスター造形とネーミングは毎回独特ですが、今回は、群を抜いてすさまじいですね。土着的怪異と思えぬその造形もセリフも。
    モンスターの設定や背景には斬新なものがある。まさか◯◯産の妖怪だか呪いだったとは。助かるためにルールを守る展開も悪くない。ルールがだんだんわかってきて希望を持っては落とされて。
    まあ設定は雑なんですけどね。勢いに任せて盛ってないかという感じ。不条理を不条理と受け止めろと。情報積み上げからの納得感はそもそも放棄して、ゲーム的鬼ごっこ感を楽しむことに重点を置いている割り切りが、サバイバル感と絶望感を加速させているのだ、たぶん。

    ていうかライターは手記も録音も残さずにああなってしまったら、誰がこれ記録したんだと思ったけど、まあライター視点だから別にいいのか。よいよね。

    一気読みで楽しもう。

  • 「どんぶりさん」とか「ドロリンチョ」とか、ふざけたネーミングに思えてだけど不気味な語感のあれやこれやを生み出してくれたこの作家さん。今度は「えじきしょん」ってまた謎な言葉を……しかし「硫酸かけかけマン」はあかんでしょ。どう考えても笑うしかない。だけどこんなん来られたら……怖い、というか嫌だ!
    えじきしょんに溶かされ、次々行方不明になる人たち。えじきしょんがやってくるための条件と、助かる方法。はらはらどきどきの止まらない王道ホラー展開に一気読み。あの謎めいた歌も好きだなあ。
    そしてとことん邪悪なあれやこれや。ふざけているように思えるけれど、しっかりホラーだなあ。しかしそれにしても、「最恐スポットナビ」がやばすぎる……!!!

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著者プロフィール

最東対地 Taichi Saito
1980年5月9日生まれ。大阪府在住。2013年より執筆活動を開始し、同年にホラーブログ『最東対地の嗤う壷』を開設する。2016年、第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した『夜葬』がヒット作となる。その後、異形が迫りくるスリラー系作品を数多く上梓。近著に『ふたりかくれんぼ』、他著に『怨霊診断』、『異世怪症候群』、『カイタン 怪談師りん』などがある。近年は怪談イベントで自ら怪談語りなどもする。

「2022年 『恐怖ファイル 不怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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