ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041071083

作品紹介・あらすじ

警視庁生活安全総務課ストーカー対策室、通称ストーカー対策室ゼロ係。
日々持ち込まれる事件をプロファイリングしているのは、未決囚として拘置所にいる和製レクタ-博士。
そこには、いつもナオコという得体のしれない女の影がちらついて――!?

自己顕示欲の塊となって、ブログに日々よしなしごとを綴るダメンズ女、
離婚したパートナーの再婚相手の動向チェックに余念がない元妻、
誹謗中傷された恨みを募らせていく反社会性パーソナリティ障害の同僚、
妄想を暴走させてSNSを炎上させるアイドルオタク……
ふとした日常の違和感、感情の掛け違いから、ひとつの妄執に取り憑かれていく男女たち。
詐欺、ストーカー、リベンジポルノ、盗撮、盗聴。「愛」という名のもとにおこなわれる暴力的支配を、
イヤミスの女王、真梨幸子がこれでもかというまで徹底的にあぶり出す、イヤ汁度200%増しの暗黒小説!

感想・レビュー・書評

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  • やはり今回も相関図を書きながら挑みました。ストーカーの被害者だったと思ったら実は、加害者だったり...相変わらずバタバタと死んでいきました。
    怖いけどサクサク読めちゃいました。
    最後の死臭...誰のことだろう。私が思っている人で合ってるのかなぁ???死んでるの?生きてるの?最後の終わり方にかなりモヤモヤが残りました。さすが、真梨さん。

  • 真梨幸子の本を読む時、
    人物相関図を作りながらしかわからない。しかしそこまでして読む必要があるのかと疑問視する

    以前も「カザアナ」を読んでやりっぱなしにけなし二度と読むまいと思いながら、節操もないなかまた手にしていた。何だろう?
    真梨幸子は何を読者に訴えている
    自分は読解力がなく頭も悪いので、バカだから〜ホントわからない。

    登場人物
    羅列すると、鈴木真琴、ナオコ、「濱田七緒子」濱田靖彦、藤川賀津男、藤川友里恵、橋田結花、沢口圭子、沢口昌枝、相馬莉乃、原田優人、山本啓之、島田真由子、牛川ミルク、大井千奈美
    これ意外に、A.B.C.Dとか出てくる
    HYとかー横川日菜子

    これだけ肉付けもなく脈絡もなく
    出てきて、前の夫だとか元彼とか
    しらんちゅうに。ややこしい
    普通に暮らしてたら
    こんな人には出会わない。
    こんなに元彼もともと彼と彼女
    元妻、もともと妻とか
    ややこしいこと甚だしい。

    そこに犯人みたいな紛らわしい、性格設定もない、刑事というか安全係ー警視庁ストーカ和対策室ゼロ係

    とにかく真梨幸子はカタカナが好きみたい

    ナオコとして登場したり
    Aであり後からわかるとか
    どちらかというと登場人物に思入れしたり
    好きになったりするがこの作者に限って
    これはない!
    一斗缶がーイットカン
    飼育がーシイク
    不倫がーフリン
    付き纏うがーツキマトウ
    それとギオンーカタカナ
    パッたん、ぱったん。
     
    まあ、作者の思いといえば
    ーストーカーの行為自体は昔からある。想像力
    からしからシム行為であるから人間そのものである。ある線を超えなければ正しいストーカーである
    ーここかな。

    和製レクターー博士?
    ご存知だったら教えて欲しい。
    レクター博士、ググりましたよ。そうなんだって言っても、わかりかた薄い。
    しかし、次から次に作品を生み出す
    何か魅力があるのでしょうね。

    読まない読まないと断言しながら読むのが魅力?

  • 警視庁ストーカー対策室ゼロ係。
    日々持ち込まれる事件をプロファイリングしてるのは未決囚として拘置所にいる和製レクター博士。

    巧みな文章表現で何度か読み返さないと混乱した。
    被害者なのか加害者なのか真相は紙一重。

  • 誰かと共存する時に見えてくる相手の知らない顔は奥が深いな、、
    人間関係面倒くさすぎ!!となって、今日は1人で本読んどこうと思ったくらい(ˆωˆ )フフフ…

  • 読みやすく面白い

  • イヤミスさもあるけど、すごく読みやすい。サクサク読めるけど、最初のつきまといエピソードだけ一点二転三転四転…してくからちょっと読みづらさはあったけど。きちんとプロローグからエピローグの伏線もすき。エンタメ感あってよいです。

  • 「孤虫症」の頃から真梨 幸子さんの作品が好きで殆ど読んでいますが
    最近の作品は登場人物がややこしく、頭の中がごちゃごちゃになってしまい
    作品を楽しむ以前に頭の中での整理整頓が必要となっています。

    本作も同様、読み始めは集中していましたがどんどん混乱して行き
    残念ながら面白さを味わうまでに辿り着けませんでした。

    これから読まれる方は付箋ないし、メモをされる事をオススメします。

    イヤミスが抜群に上手い作家さんだと思うので
    登場人物を絞った作品を読んでみたいです。

  • ストーカー対策室ゼロ係‥なんとなくタイトルからダマされたような感じを受けました。一気に読み切れましたが、う〜んって‥これがイヤミスってことなんだ(笑)。

  • ストーカーについて加害者なのか、被害者なのか、
    分からなくなる話だった。
    いろいろな「つきまい」行為をするストーカーたちが
    出てくる話。
    詐欺やリベンジポルノ、誘拐やアイドルへの執着…
    いろいろな「つきまい」が連なった話。
    (全部、「話」って言ってる…( ゚ε゚;))

    やっぱり、真梨幸子さんの作品は登場人物も多くて
    複雑に絡み合うので、一気読みに限る!!

    ちなみに、「シイク」の話は、なんとなくオチが読めたよ!!
    逆に言うと、それくらいしかオチが分からなかったー笑

  • 内容は面白いけど登場人物がたくさんで
    誰だったか分からなくなる
    一気読みするほうがいい

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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