ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 423
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041071861

作品紹介・あらすじ

最注目の科学者が作家と議論した「2021」以後の日本のビジョン。

山積する社会課題を解決し、新しい時代を構想するためには、今の日本を規定する「近代」を見つめ、機能不全の構造をアップデートする必要がある。ビジョンを描いて汗をかく実践者二人による社会を変えるヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 皆が注目する2020ではなくその先に目を向けようという話。恐ろしく教養レベルの高い2人の持論はたぶん間違ってないんだろうとはわかりつつも、具体的に共感できるコンテンツや印象に残るフレーズは無かった。

  • なぜ平成は失われた30年になったか。それはビジョンがなかったことに一因があります。
    人口減少ほか日本が直面する諸問題、技術革新による時代の変化を理解し、社会を構想しアップデートすることが未来にむけた僕たちの責務です

    テクノロジーフォビアにならないこと。ロボットフレンドリー、テクノロジーフレンドリー

    現状を嘆くだけで終わるか、あるいは解決に向けて動き出すのか。いまこそ後者の決意が必要とされているのです

    財源がない 自治体は住民税と固定資産税くらいしか独自財源がない

    都心3区 千代田区、中央区、港区は2040年まで人口が増え続ける

  • 2018.11.15~2* kindle

  • 次の時代を考えるために重要な3つの力。それらを認識したうえで、自分のコンテキストに当てはめて思いをはせる。

  • やはりここ数年の中で1番大きな変化は5Gがインパクト大きいのだろうなという気がしている。具体的にどう変わるのかはまだ実感出来ないが、いよいよ自動運転が当たり前に導入された時にオレの仕事(配送)はなくなってしまうのだろう。でもあまり悲観的にならず、必ず他にチャンスはあるはずだから今から取り組むべきだ。その1つが落合氏の言うメカニカルアーツかも知れない。今からでも遅くないやれるだけやってみよう。今自分は大阪住みだが、いつか東京に出て地方と行き来する2拠点生活か、頻繁に地方を訪れる生活を実践してみたい。「観光客」としてその土地その土地を訪れてインプットすることを通して新たなアウトプットを生む可能性に賭けてみたい。その時にはやはりモチベーションが大切になってくる。高いモチベーションが生産性も判断力もあげるだろう。とはいえオリンピック以後の日本は景気が悪くなるとか、もう暗黒時代が到来するかのように語られることが多いが、いたずらに落ち込んでても仕方がない。両著者のように希望を持ちたい。これだけのインフラが整った国は他にそうないのだから、そして何処よりも早くこの危機を経験する事は乗り越えられた時、日本にとって大きなチャンスとなり得るかも知れない。だって何が成功で何が失敗なのかなんてその成否はないのだから。

  • 「それぞれの世代ごとに経済成長についてさまざまな見方があること」とありますが、若い世代の方々にとっての経済成長とは、いったい何を目指しているのか。10年、20年先の日本を構想していかねばならないと感じさせる一冊。

  • 猪瀬直樹氏の言葉が具体的に生きたな歴史の言葉を伝えてくるのに対して、落合陽一氏の言葉は明るい未来を描き、それに賛同する者を鼓舞する抽象度の高い言葉を放つ。

    日本の将来の構想者のような活躍ぶりの落合陽一氏は、
    メディアの取り扱いもかたもあり話題の人物だ。
    そして、政界の若きリーダーと目される小泉進次郎とも懇意で、この本でも『ポリテック』という言葉を基に、将来の政治とテクノロジーの融合を図ろうということを訴えている。
    だが、その露出度とその言葉が展開する世界の厚みがまだ蓄積されていないのか、こちらが読み取れていないのか判らないが、ちょっと上滑り感を感じた。

    一方、猪瀬直樹氏に対してはあらためて感服した。『昭和16年夏の敗戦』は手元にあるが是非もう一度読み直してみたいと思わされたし、氏の眼差しで日本という国の近代の存立の過程を見直してみたいと思わされた。

    都知事を辞職し、奥さんを看取る迄の期間は、この歳になっても試練を齎されたなぁと思ってみていたが、氏の言葉はそれを乗り越えた力強い佇まいを想像させてくれる。
    参謀でも、ジャーナリストで活躍の場を広げていけば違った到達点に来ていたのに通ったりするけど、この試練もまた猪瀬氏の新たな生き様を築き、見せるのに良いチャンスになったのかもしれない。

    世の中が、世代交代に恣意性を強めているなかで、この世代の人たちがこれから日本をリードしていく人たちにどう関わっていくのかが最近気になってきている。
    己が生き延びることを選択せずに、己を生ききることに徹して欲しいと思わせる人の一人だ。

  • 入り口は見えた。
    日々学ばなければ。

  • 猪瀬直樹さんの本を初めて読む事になったけどとても興味深い。新たな発見のきっかけになった

  • メディアは2020年の東京オリンピックの話題で賑わっているが、落合氏と猪瀬氏は2021年以降の日本社会のビジョンを描く必要性を訴える。人口減少で地方の過疎化が進む一方、東京へは人口が流入し続ける。5Gにより通信速度がさらに速くなり、介護や医療の分野ではテクノロジーを応用して人手不足を補うことが可能になる。政治面におけるテクノロジーの導入(ポリテック)を進める必要性も強調する。落合氏はよく最新のテクノロジーと絡めて話をするので、読んでいて面白い。

    p169
    将来的には、多少不完全な文であっても統計手法が翻訳を完成させてくれるという時代がやってくるでしょう。書き言葉でも、言葉の意味を定義して、論理的に5W1Hを使いながらしっかりと書くので、よく書けている論文であれば、概ね機械翻訳で十分というレベルで完成するようになるでしょう。
    これが何を意味しているかというと、論理的に語れて、論理的に文章を書ければ問題がない時代がやってくるということです。機械翻訳は誤訳が多いと語る人たちがいますが、それは機械翻訳の問題というよりその人の日本語力の問題であることも多いです。元の文章の主語が抜けていたり、過度に文脈に依存する意味が曖昧な言葉が使われていたり、そもそも文章の構造が間違っていたりすることが多い。適切に日本語を操る能力がなければ、テクノロジーの恩恵を受けるこれができなくなっていることを意味しています。

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著者プロフィール

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト、研究者。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2015年Pixie Dust Technologies.incのCEO。2017年から筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2017年12月からは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社による筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 及び 准教授を兼務。代表作に、最初の著書『魔法の世紀』、『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など。ほかにも様々な作品と著作に関わる。2019年9月7日、『2030年の世界地図帳』を刊行。

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