子の無い人生 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2018年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041071991

作品紹介・あらすじ

『負け犬の遠吠え』刊行後、40代になり著者が悟った、人生を左右するのは「結婚しているか、いないか」ではなく「子供がいるか、いないか」ということ。子がないことで生じるあれこれに真っ向から斬りこむ

感想・レビュー・書評

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  • 私は結婚はしているものの、子どもはいません。
    子どもを欲しいと思ったことがありません。

    ただ、そろそろ真剣に考えなければならない年齢になりつつあり、子どもがいない人生をこのまま歩んでいいのか、迷っていました。

    自分が子どものころから、子どもは欲しくないと漠然と思っていました。
    周りの兄弟や、友達が親になるのを見て、自分の気持ちに変化があるかもしれないと期待しましたが、今も変わっていません。
    子どもを欲しいと思えない自分は、どこかおかしいのではないか、と思ったことさえあります。
    子どもを産むことによって、大きく変わってしま人生に、一生責任を背負わないといけない人生に、向き合えないのだと思います。

    ただ、本書にあるように、子どもがいないと、最期をどうするかという問題があり、悩ましいところです。
    これから既婚、独身に限らず子無しの最期が多くなると思いますが、社会がどうあるべきかはしっかりと議論されるべきではないでしょうか。

  • キャリアウーマン的な人の話だから合わないだろうなと思いつつ読んでみたら意外と共感できるところが多かった。この人も丸くなったんだろうな。ただ専業主婦に対する描写が偏っていて、子沢山同様、二極化している現実も理解してもらえるといいなと思った。

  • 結婚しない・結婚できない女たちは「負け犬」、では、結婚していても子どもがいない女は何なのか?
    「負け犬の遠吠え」以来、著者が受けてきたこの質問から端を発し、「子を持たない・持てない女の人生」を考える。


    自分自身、結婚しているが子がいない。まさにこの本のメインテーマである「子なし女」である。
    読んでいると、身につまされるものばかり。
    面白いけど、「イタタ・・・」と胸を押さえたくなる場面多数。

  • 未婚子なしの筆者の、「子どもがいない人生」というところに焦点を当てた本。

    私自身30代で結婚出産したけど、旦那に出会えなければ私も未婚子なしだったと断言できる。出産も二人で話し合って計画的だった。結婚出産ってポーンとできる人もいるけど、私にとってやっぱり大きな関門には違いなかったと思う。一度やると決めたら思い切って突き進むしかない。女の場合は妊娠に期限があるのがまた辛い。いつまでも先送りしてると妊娠できなくなっちゃう。そんな焦りもありつつ私は出産し、子どもはほんとにかわいすぎるので、思い切って産むと決めてラッキーにも子どもを授かったことに幸せを感じているけれど、結婚出産を布教しまくることは絶対したくない。
    子を持つ人、持たない人みんなが生きやすい世の中になればいいなあと思う。

    そんな自分を振り返り、思いを馳せた本でした。

  • 人にはなかなか言えないココロの声を、酒井順子さんが全て活字にして下さったように感じる。

    そうそう、幸せな人はときにとても残酷だ。
    結婚して子供もいて、さらには仕事もデキる女性が増加中というのも事実。それも後輩女性。会社で女性社員のロールモデルとして話を聞くのも後輩女性で、何だかなぁと居心地悪かった。

    そんなこんなでささくれ立った気持ちが、酒井さんの誰かを悪く言うわけでも良く言うわけでもなく、ただ淡々と、寄り添うような言葉で公に語られると、何だかデトックス効果でスッキリした気分になる。

    人生思うどおりにはいかないと、もう充分分かってはいるけれど、それでも明日は未来は今日より良くなってると期待して、毎日頑張ってる全ての女性に幸あれ。

  • 「政治と子産み」の章が一番印象に残った。「母として」というフレーズはパワフルという点に共感。キャリアウーマンでも子供を産んでいないと完璧ではない、という風潮は確実にある。安倍昭恵さんとの対談も興味深い。筆者はなんとなく子供を持たなかった人、安倍さんは子供を望んだけど持てなかった人だから少し立場が違う。安倍さんが自分の子供なしの人生は神様から決められたこと、といったようにコメントされているけど、結婚してない人、結婚しているけど子ナシの人とは違う受け止めだなと思う。

  • 淡々とハキハキして、ユーモアもあり読みやすかった。はっきりした記述に心がキュっとなる場面もあったが、日本における子なし女性の生きづらさについて客観的に捉えられる内容だった。
    気休めではあるようだが、先人に習い子供関連で何かしらの社会貢献をしていこうと思った。

  • この人の文体が嫌い過ぎて内容が入ってこない。イライラする。"~なのでした。"が無性に腹が立ちます。あ、腹が立つのでした。笑

  • ぎりぎりユーモアに昇華しきれてない

  • 沖縄の特有の文化について書かれていることがとても興味深かった。というか沖縄のこと全然知らなくて、琉球王朝が中国文化の影響を強く受けている儒教色が非常に濃いものだったなんて初めて知った!

  • 「負け犬の遠吠え」筆者の本

    子無しが子有りを皮肉る本ではなく、
    自虐でもなく、
    男を女を父を母を日本を宗教を考える本

    でも、可愛い子供しか可愛くなかったと言い切る
    筆者はもちろん独身子無し

    独身子無しより
    既婚子無しの方が負け犬!?

    安倍昭恵さんとの対談は
    今となっては少し切ない

  • 子供のいない著者目線を通した上での、様々な界隈の視点から見た子供を持ち世代を繋いでいくことについて書かれた本
    子アリ、子ナシといえば簡単だけれど、そこには様々な思いや事情がある
    あくまでも独身子ナシの著者目線の話であり、様々な立場からだと同じテーマでも捉えようは全く異なるだろう
    人生で一度はぶつかると考えられる、結婚や子供、死の問題について考えさせられた

  • 前作『負け犬の遠吠え』に続くのが本著。今回のテーマは、子ナシ族と子アリ族(著者ならではの表現)、その延長には単なる婆さんか祖母さんか、あるいは爺さんか祖父さんか、という孫ナシ族と孫アリ族にも繋がってくる。少子化そして晩婚化と晩産化、結婚して子供を産むという社会的通念、さらに結婚に対する個々の考え方など、多様な視点から綴られたエッセイ。少子化担当大臣が設置されて幾年月。しかし、現状、少子化はさらに進行している。そして、今は子ども庁設置が声高に叫ばれているニッポン。

  • ある意味多くの人が触れてはいけないというタブーに自虐を含めて切り込む1冊。儒教の影響が色濃い沖縄のトートーメー問題はそれなりに面白かったけど、女性閣僚のみ子どもの存在(有無)が報道される、は確かにあるのかも。

  • 出世のために子を産む女性はその後あんまり増えた印象はないかなー
    思ってたよりもずっと早く、差別ダメ!多様性を認めよう!という風潮になってきた気がする
    子ナシ独居老人は今後もどんどん増えるわけだし、子アリでも親子関係良好とは限らないし、早く孤独死しても腐る前に通報されるシステムできないかな

  • 自分は子持ちなのだが、周りには未婚、既婚子無し族がそれなりにいて実の所どうなの?と知りたくて読んだ。知らない事も多く沖縄については驚く事も多かった。

  • 子供がいる人、いない人、諸事情で生まない人、生めない人 女性1人1人、事情は違うし、迷ったり悩む時期はあれど、人生のゴールには本人が納得する形になれば良いなと心底思えました。

    子供に関しての過干渉は以前より減ったとは言え、まだまだ耳にする事も然り それぞれが想像力と思いやりを持ってそれぞれの選択を認める事が出来たらもっと女性は楽になる様な気がします。

    文中に登場するダイヤモンド☆ユカイさんの本も読んでみたくなりました。

  • この本のp.79-86を読んで、学生時代に、ただまじめな気持ちでやってきた『源氏物語』を「人」の物語としてとらえられると初めて思いました。2016年刊ですが、他のページもこの少子化時代、今読むのにぴったりです。
    (一般担当/沖縄にはトートーメー問題というのもあるんですよ。)令和2年4月の特集「日本の古典を楽しもう!」
    ※蒲郡市立図書館が所蔵しているのは単行本です。

  • 本文と同じくらい、いやそれ以上にジェーン・スーの解説に心動かされた。
    ジェーン・スーが、酒井順子のバブル世代と自分達氷河期世代、そして平成序盤生まれは、「同じ国に生まれ育ったとは思えないほどの価値観の乖離がある、」と書いているのだが、それは一言で言って社会に対する責任感の違いのような気がする。
    バブル世代はなんだかんだ社会に対し無責任なのに対し、氷河期世代のなんと真摯なことか。酒井順子氏からは少子化をどこか自分達のせいにされてもね、というスタンスを感じるが、ジェーン氏からはその原因を探ると同時に、処方箋を示さなければという生真面目さを感じる。「自立と相互扶助は同時に担保できる社会、」目指したいですよね。因みに、私は酒井さんと同学年です。

  • 未婚子なし筆者の本音エッセイ。既婚子なしが予想以上に苦しんでいるという事実に驚いた。Dinksという言葉もあるのに。また本書に書かれていた子育て右翼化は、発生しても仕方ないと感じた。多様化して従来の当たり前だと思っていた家庭の姿がなくなっていくことに、不安や恐れを覚えるからだと思う。前あったものより良いものになるとは限らない変化はどんな事物であれ怖い。けど私は「人は人自分は自分」の考えがより普及すれば良いと考える。そうすることで自己の価値観をより尊重することが可能となる。同調圧力に苦しむことが減りより生きやすくなるのではないか。

    平和だけどいつなにが起きるかますますわからない現代。いつ死ぬかだってわからない。生きてるだけで必死。なら他人にマウントとる/とられるとかやってる暇ないと思う。いつ死ぬかわからないからこそ、死ぬその日まで個々人がずっと楽しく幸せに過ごせればいい。個人の価値観を互いが認められれば、少しは社会が良い方向に向かうはずだ。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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