- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041072240
作品紹介・あらすじ
サスペンス・コミックの金字塔から生まれた衝撃のスピンオフ小説!
連続児童誘拐殺人事件の真犯人の「手記」。それが読み解かれる時、“真実”が明かされる――。
藤沼悟(サトル)の壮絶な追跡の果てに、ついに連続児童誘拐殺人事件の真犯人は逮捕された。犯人は一審で死刑判決を下されるが、発見された犯人の「手記」に頻出する“スパイス”なる謎の存在への呼び掛けから、精神鑑定によって、一転して無罪判決になってしまう。
検察は即日上告するが、犯人はなぜか無罪を勝ち取った弁護士を罷免し、若き弁護士・小林賢也(ケンヤ)が国選弁護人として指名された。
彼はサトルの親友であり、自身も事件の当事者の一人だった。
ケンヤは戸惑いを覚えながらも、手記を通じて犯人の不可解な内面を探り、己の“正義”をも突き詰めていこうとする。
そして、ついに訪れる最高裁での審理。そこで明かされた、ある“真意”とは……!?
文庫化にあたり、原作者の漫画家・三部けいと一肇の対談記事を特別収録。
感想・レビュー・書評
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【配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください】
僕だけがいない街Another Record / 三部けい原作 ; 一肇著
(角川文庫 ; 21109)
https://libopac.shoin.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB00060158詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作がとてもよく練られているからこそ、映画もアニメもこのスピンオフの小説も面白いのだろう。原作からキャラに違和感なく、違う角度からストーリーを俯瞰できてよかった。
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犯人視点のスピンオフ。『手記』をたよりに犯人の過去と思想を辿りながら、弁護士となったケンヤがその謎に迫る。ラストがきれいで、原作での戦いがようやくここにたどり着いたんだという思いがして良かったです。
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タイトルの意味を変えてきたなー。
そして、犯人目線が不愉快でたまらない。
どう言ったって、その身勝手な最低な犯罪に共感するところなんてかけらもありえない。
悟と仲間が必死で悪と戦うからこそ、この物語は面白かったのだと痛感。
著者プロフィール
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