女が死んでいる (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1138
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041072257

作品紹介・あらすじ

二日酔いで目覚めた朝、ベッドの横の床に見覚えのない女の死体があった。俺が殺すわけがない。知らない女だ。では誰が殺したのか――?(「女が死んでいる」)表題作他7篇を収録した、企みに満ちた短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 『乱反射』が面白かったので、全8話のサスペンス短編集を。

     どの話もうぁぁってうなる感じ。うまい。
    トリックというか、読者側の勝手な思い込みをうまく利用してるような、うまく誘導されてるような。面白かった。

     『母性という名の恐怖』が一番好み。

  • 短編集なので読みやすい。
    特に表題の作品を期待していた、が、やや消化不良だった。短い物語で読み手側をハッとさせるのは、とても難しいことなんだろうなぁと思った。

  • おすすめ小説で検索して知って買った一冊。

    題名だけで買ったような本だったので、自分のあまり好きでない短編としりちょっとがっかりだった。

    しかし読んでみたらどの話も意外な内容の話ばかりで楽しめた本でした。

    ただ最後が中途半端に終わったなと感じる話もあり、ちょっと残念だった

    いろんなどんでん返しが楽しめた小説でした。

  • 佳作を集めた短編集。筆者の文体はキビキビとしていて読んでいて気持ちがいい。最後の短編の「レッツゴー」は、ミステリーの要素もありながらも、家族の暖かさを上手く取り入れた良作だったが、女子高生を主人公として一人称で書かれているのに読んでいて全く違和感なく、作者の表現の幅の広ささに驚かされた。

  • 貫井徳郎『女が死んでいる』角川文庫。

    7編から成る短編集。貫井徳郎の作品にしては少し退屈。殆どの短編が男女関係をベースにしており、後半になると飽きてくる。

    『女が死んでいる』『殺意のかたち』『二重露出』『憎悪』『殺人は難しい』『病んだ水』『母性という名の狂気』『レッツゴー』を収録。

  • タネは正直わかってしまうものがほとんどだったが、その見せ方が非常に多彩で面白かった。
    短編でのどんでん返しをこれだけのレパートリーで楽しめるのは嬉しい。

  • 徳郎さんの短編集は初めて読んだかも!
    標題「女が死んでいる」も面白かったし、初期作品が多いということで、たしかに、初期徳郎感が強かった!
    「母性という名の恐怖」が面白かったなー。
    「レッツゴー」は、今の徳郎さんに通ずる感じで,他の短編とは少し違う雰囲気でよかった。

  • いろんなパターンのどんでん返しを
    さらさらっと見せられた感じ。
    読みやすかった。長編が読みたくなった。

  • 結末に驚かされる話が多く面白かったです。
    個人的には「憎悪」が好きでした。
    暗めの話が多いなか,最後の話は雰囲気が異なり前向きな終わり方なのが良いと思いました。

  • 必ずあなたも騙される!どんでん返し8連発!という帯に惹かれて購入。
    本当にどんでん返されすぎて3編目くらいから慎重に、ものすごーく疑って読むのだが、やっぱりどんでん返される。最後まで落ち着きませんでした。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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