- Amazon.co.jp ・雑誌 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041072660
作品紹介・あらすじ
ゲーム『刀剣乱舞』の大ヒットを契機に若い人たちの間でブームとなり、「お刀女子」といった言葉が生まれるなど、現在も高い文化的関心を集める「刀剣」の世界。実は刀剣と怪談とは、『古事記』や『風土記』の昔から、切っても切れない妖しい関係にあります。
スサノオによる怪物ヤマタノオロチ退治と霊剣「天叢雲剣(草薙剣)」奪取の古代神話は、中世に至ると、ヤマタノオロチの怨霊による霊剣奪還の呪いへと変容を遂げ、『平家物語』の「剣ノ巻」などに語られるとおり、源氏累代の宝剣による妖怪退治の物語群に流入してゆきます。そして近世の読本、浄瑠璃、講談などにおける妖怪退治の武勇伝へと受け継がれてゆくのです。
こうした「破邪の霊剣」の系譜の一方では、所有者を血塗られた殺戮へと誘う「妖刀伝説」も、近世以降さまざまに形を変えて語られるようになります。
刀剣をめぐる妖異不可思議な伝承は、近現代の時代小説はもとより、伝奇アクションやモダンホラー、SFファンタジーなど、多様な文芸ジャンルの作家たちの想像力を掻きたて、多くの名作怪作を育んできました。
このたびの特集では、怪談専門誌ならではの観点から、霊剣妖刀の世界に、エイ! ヤア! トウ! と斬り込んで参ります。 『幽』編集顧問 東 雅夫
感想・レビュー・書評
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まずは、百鬼夜行シリーズ新作を!!
呉美由紀の登場に、ドキドキわくわく。
女学生のきゃぴきゃぴした会話が続くが、
読んでいるうちに『河童』について、すっかり詳しくなっているという寸法。
そしてあの人も登場!というところで「続く」。
今までの「」談シリーズが読み切りだったので、今回もそうかと思ったけれど、続くのね!!
楽しみだけれど、先が長いわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示