指揮権発動

  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041073131

作品紹介・あらすじ

ODAコンサルタントに従事する三人の日本人が殺された!密命を受けた特捜検事の芦名は、アフガニスタンへ飛ぶ。公安、捜査一課とともに捜査を進めると、日本政府を揺るがす裏金システムの存在が発覚し――。

感想・レビュー・書評

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  • アフガニスタンで起きた邦人殺害事件に、政治家が関与しているとの情報に、東京地検の検事と警視庁の刑事さらに公安の警部がタッグを組み、不安定なアフガニスタンで捜査を開始する。
    アフガンの地方軍閥組織、タリバーンやIS等々、捜査陣を脅かす存在に、彼らは一時も気を許すことができない状況が続く。
    さらに、アメリカCIAの関与。果たして彼らも敵なのか?
    そして次々に明らかになる、途上国支援の美名に隠されたODA資金を巡る政権の疑惑。
    指揮権が発動されてしまうのか、最後まで予断を許さない展開。
    けれども、著者のこれまでの冒険小説の緊迫感までには、少し届かないかなあ。

  • アフガニスタンが舞台なのに躍動感があまりないなぁ。

  • 6月-11。2.0点
    アフガニスタンでODAコンサルの日本人3名が、殺害される。テロか、殺人か、東京地検の主人公に捜査命令が。

    キャラクターの特徴が掴みづらく、抑揚無く進む感じ。
    アフガニスタンの人々の名前が、覚えにくい。

  • 発端はアフガニスタン邦人殺人事件。解明のため派遣された検事がODAに絡む汚職お追及する。海外が舞台で指揮権発動という国政を揺るがすテーマにも拘らずこの盛り上がりのなさはどういうことだ? 警察モノに引き続き謀略モノもダメになったか?あとはやはり冒険小説を熱望!

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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