華陽国後宮史 龍は桃下に比翼を請う (角川ビーンズ文庫)

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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041073384

作品紹介・あらすじ

ただ、もう一度会いたかった――華陽国大将軍の娘・凛瑛は、父の命で後宮の妃選抜試験に潜入する。襲撃による譲位後、不穏な後宮で皇帝・宗熙の護衛をするために。凛瑛にとって宗熙は、密かに慕うかつての師兄。だが、ようやく会えた彼に昔の面影はなく「いますぐ帰れ」と突き放されてしまう。それでも彼を守りたいと後宮に残るが、試験中次々事件が起こり、やがて凛瑛自身も狙われて……!? 烈々たる中華後宮物語・開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 凜瑛がちょっと脳筋気味ですが、その分真っ直ぐな恋愛物。後宮だけで終わっているので世界も狭く物語りは小さいですが、綺麗に纏まってます。
    あまり幼馴染設定がいかされてない気がするのがもったいない。

  • 子龍様、いささかお戯れが過ぎるのでは...?
    本作のヒーロー宗熙陛下はちょっとイジワルが過ぎないか?終章で最初から好きだったことが明かされるものの、じゃあなんで召して早々に帰れとか言うのさ。会話も終始意地悪だし毒味の部分も護衛が斬りかかってきたら云々は論点がズレてるし、あんなに「師兄さま!」と慕ってくれてた純朴なヒロインにあんな仕打ち...!
    あとクライマックスがまさかのドッキリ大成功オチだったのはちょっとどうかと思う。
    ただ後宮モノで宦官が出ないのは珍しいと思った。策謀も盛大なドッキリ以外は無かったので意外。
    もっとも先帝の事件があったから続編が出たらやりたかったのかなとも思った。

  • 主人公の武術の腕がすごいの好き。かっこいい!
    そして設定としてはよくありがちな、両想いなのに主人公の方は全力で勘違いするやつ!明らかにお前ら両想いだろうがよぅ!と読みながら机をダンダンしました。
    しかし1巻目にして良い感じにまとまってしかもくっついてしまったんだが2巻以降どうするんだ?後宮のドロドロした感じを主人公が子龍とイチャイチャしながら乗り越えていくのか?

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著者プロフィール

投稿作『佐和山異聞』で、第6回ビーンズ小説大賞、優秀賞、読者賞を受賞。

「2018年 『華陽国後宮史 龍は桃下に比翼を請う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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