くらやみガールズトーク

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 106
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041073988

作品紹介・あらすじ

女性の人生には通過儀礼が沢山ある。たとえば結婚。もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう? そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。30代、40代の女性たちの代弁者・朱野帰子の最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 心に爪痕が残されたような一冊。

    この 明るい女子感バッチリ表紙カバーからは真逆の世界。

    まさに「女」を、「女の心の底の底」を描いた作品だと思う。
    人生の通過ポイントで必ず女性が感じるような、持つような心のくらやみ、抑制され続けてきたような心の暗闇をちょっとした怖さを交えながら描いた八つの物語は、とてもさらさらっとは流せないぐらい。
    どの話もどこか爪痕を残されるようなそんな読後感を味わった。

    せつなさ、生きることの哀しさ、強さが襲いかかる。全てが集結されたかのような「帰り道」が、一番印象的。

    ちょっと忘れられない作品になりそう。

  • 女性のよくない心理状態、ストレス、心のくらやみについて。
    鏡の男
    花嫁衣装
    ガールズトーク
    藁人形
    獣の夜
    子育て幽霊
    変わるために死にゆくあなたへ
    帰り道
    の8編。

    表紙のイメージやガールズトークというから女の子たちの楽しげのお話かなと思ったら大間違いだった。心霊的なものや、子供を産むなど新たな局面を迎える時のストレス、心情が綴られていた。明るい面に心を向ければいいんだけれど、そうもできないこともあるし、こういうことあるよねと、自分だけではないと感じ、少しは背中を押され前向きになれるのではないかな。姓が変わることについて、子供が生まれることについて、変わることへの不安、実に心情をうまく描いていました。花嫁衣装とか変わるために死にゆくあなたへは、わかるところあるかな。鬱々としている人はますます鬱々になるかもしれない。

  • 可愛らしいポップな表紙に、著者は『わたし、定時で帰ります』の朱野帰子さんとくれば、明るく前向きな話かと思いきや、どれもこれもホラー。怖すぎてびっくりである。丑の刻参りの話とか、そういうガチのホラーも怖いけど、妊娠で獣になるという表現とか、結婚=死という表現とか、たぶん若いお嬢さんが読んだら歳をとるのも結婚するのも嫌になるんじゃないかと思う。トラウマもんである。ラストの「帰り道」が明るい終わり方でまだ救われた気分。

  • 何度も自分を殺して、または自分を殺されながら生きていく女たちの話。恐ろしくもあるけれども、共感出来たり、胸糞だったり。誰も死にたくないけれど、生きるためには死ぬしかない。生きたい、死にたくない、は、生き地獄だ。読みながら、自分が過去に死んだことを思い出して、悔しくなった。

  • 女性の人生には通過儀礼が沢山ある。
    たとえば結婚。
    もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。
    気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。
    他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。
    自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう?
    そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。
    新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。
    (アマゾンより引用)

    いつもの朱野さん作品とはちょっと違ったなぁ…
    私は名字が変わったら嬉しいだろうな、と思った。

  • いつもの朱野帰子を期待していたら全然違った。
    最近そういうことが続く。
    悪くはないんだけど、この本の再読はないだろう。
    読んでいて暗くなる。

  • 女の子は何回死ねばいいんだろう?

    図書室

  • ホラーは苦手

  • 朱野さんの作品は好きなんだけど
    これはう〜ん つまらない

  • これは面白くない。
    短編小説で、ネガティブな話ばかり。
    女性にはあるのかもしれんが、読んでいて面白くない。

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著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家ビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2019年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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