生命燃ゆ (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074060

作品紹介・あらすじ

大分での巨大石油化学コンビナート建設及び完全制御、中国の大慶との技術交流――。多くのプロジェクトを完成し、45歳で白血病に冒されて散ったエンジニアの生涯を描いた感動の長篇。

感想・レビュー・書評

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  • ●主人公柿崎は、糖尿病と白血病におかされながらも、命をかけて仕事に取り組んだ。その壮絶な姿に心を打たれる。また休日にはゼミを開き、若い社員に話を聞かせる、真面目さ。
    ●45歳で死去。死際の娘達への言葉に感動。「俺は常に全力でやってきた、だから悔いはない。二人とも、常に一生懸命で勉強し、学ぶ事の尊さをわかった欲しい。母さんを援けて・・・」‼️

  • 最後の方は電車の中で静かに読んでましたが、普通に泣きました。
    主人公はTHE・昭和の人っていう感じで仕事が生き甲斐なタイプですが、どんどん引き込まれて行って、最後は泣ける展開です。
    少しプラントの話は難しいですが、そこら辺は読み飛ばしても楽しめると思うので、是非手にとって読んでみて欲しい作品でした。

  • 著者の作品の中でも長く読み継がれている本だけに、心に残る作品。仕事人間の熱い生き様を味わえます。

  • 最後は泣ける。昭和の高度成長はこういう人達に支えられたのね。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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