涼宮ハルヒの陰謀 (角川文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074206

作品紹介・あらすじ

わたしの「青春への後悔」を、躊躇なく、撃ち抜く物語。――最果タヒ

やり残していたことをすませよう、できるだけ速やかに。年明け早々、懸案事項だった十二月十八日未明への時間遡行をすませた俺の前に、今度は八日後の未来から来たという朝比奈さんが現れる。しかも事情を知らない彼女をこの時間に送り出したのは、他ならぬ俺らしい。何考えているんだ、未来の俺よ。同時に存在する二人の朝比奈さんを会わせないため、未来から来た朝比奈さんを自宅に匿うが――!?

巻末エッセイ・最果タヒ

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに「陰謀」とあるから何が起こるのかと思っていたが…。
    話の流れは、ちょっと未来からやってきた朝比奈さんを連れて、未来の規定事項を進めていくという。
    第二の未来人と機関が動き始めてこれからどうなるんだ!ってところで終わった。
    新しい伏線が出てきて、次も読みたいと思った。

  • 谷川作品七作目。長編。今回は「ハルヒ、○○」ではなく「キョン、頑張る」です。あと三作でどう終わるんだろ?タイトルのハルヒの“陰謀”ですが、なんて可愛らしいw ずっとこのことを考えていたとは…胸キュンものでした!(^^*

  • ネタバレ

    ハルヒシリーズのタイトルに深く考えたことはなかったが、今回は、みくる率いる未来を守る物語であると思いきや、結局あっけらかんと、「涼宮ハルヒの陰謀」で終わるというお話。思えばどのシリーズも最後は涼宮ハルヒの能天気さに救われている気がする。

  •  シリーズ7巻目。
     前巻で暗示された宇宙人の敵対勢力が、ほかの陣営にも存在し表立って活動を始める本巻はターンポイントと言えるのか。

     他人の目から見ると、そいつはいつも通りに振る舞っている。
     ただし、毎日前の席からそいつを見ている俺には、そいつが明らかに低調なことが分かる。
     そいつというのは、涼宮ハルヒだ。

     ある日、SOS団の部室に一番乗りしたキョンは、突然物音がした掃除ロッカーを開けると、そこにいたのは朝比奈みくるだった。
     彼女が言うには、理由も分からずキョンがこの時間に時空転移するように言ったという。
     まったくもって訳が分からない。
     同じ時間に朝比奈みくるが二人いることになる。
     未来から飛んできたみくるをうまく隠すと、毎朝、朝比奈みくる(大人)から手紙で指示が来るようになる。
     
     SOS団の活動としては、街の不思議を探したり、鶴屋家所有の山で宝探ししたり。
     その裏で、訳も分からず指示通りに働くキョンだったが。


     次巻に続く。
     というか、そろそろ長期中断の巻に達してしまうぞ。

  • やり残していたことをすませよう、できるだけ速やかに。年明け早々、懸案事項だった十二月十八日未明への時間遡行をすませた俺の前に、今度は八日後の未来から来たという朝比奈さんが現れる。しかも事情を知らない彼女をこの時間に送り出したのは、他ならぬ俺らしい。何考えているんだ、未来の俺よ。同時に存在する二人の朝比奈さんを会わせないため、未来から来た朝比奈さんを自宅に匿うが―!?

  • わけのわからないまま放り投げられたミッション。
    チラチラ背後に蠢くもの、思惑が見え隠れしたり、
    あきらかな敵対勢力がちらりと現れたり、
    主人公をとりまく世界が少しずつ明らかになっていく。
    なにかステージが上がった感のする本作。

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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