涼宮ハルヒの憤慨 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074213

作品紹介・あらすじ

この時代にはこの時代なりの虚構の、
宇宙人の、未来人の、超能力者のできることがある
――宇野常寛(解説より)

年度末のある日、生徒会長からハルヒではなく長門に下された召喚指令。素直に出頭した長門と古泉と俺に言い渡されたのは、『文芸部』の無期限休部と部室明け渡し勧告だった。どうやらSOS団潰しを目論んだ会長が、俺たちから活動拠点を奪う作戦に出たらしい。文芸部を維持する方法はただ一つ、文芸部らしい活動をすること。“編集長”として息巻くハルヒの号令の下で、俺たちは原稿執筆に励むことになり……!? 解説・宇野常寛

感想・レビュー・書評

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  •  シリーズ8巻目。
     SOS団を認めない生徒会長の文芸部潰しに対抗するため、団員全員+αで文集を作成すべく執筆活動に取り組む怒れるハルヒ(編集長)だった。

     ほか、必死振りにSOS団正規活動の相談に来た生徒がいた。
     曰く、自分ちも近所の飼い犬も含め、いつもの散歩コースのある一定の範囲内に入ることを嫌がるようになってしまったと。
     それは幽霊の仕業ではないか、の一言でやる気を出すハルヒだった。

     
     今回は超能力サイドと宇宙人サイドが裏で活躍する。
     そろそろ高校一年生が終わりそうだ。

  • 谷川作品八作目。「ハルヒ、鬼編集長になる」と「ルソーとマイク、病気(?)を患う」の二本立て。星四つ。

  • 年度末のある日、生徒会長からハルヒではなく長門に下された召喚指令。素直に出頭した長門と古泉と俺に言い渡されたのは、『文芸部』の無期限休部と部室明け渡し勧告だった。どうやらSOS団潰しを目論んだ会長が、俺たちから活動拠点を奪う作戦に出たらしい。文芸部を維持する方法はただ一つ、文芸部らしい活動をすること。“編集長”として息巻くハルヒの号令の下で、俺たちは原稿執筆に励むことになり…!?

  • いろいろな、といっても普通の人間
    現実の世界では経験できない一年を過ごしてきたことを
    ときにしみじみ?と思い返しながら
    この一年をともに過ごしてきたからわかる
    わかってしまう団員(友人)たちの微妙な
    感情や変化を観察、感じ取りながら
    新たに訪れるとんでもない出来事に翻弄されているようで
    客観的でありながら、主体としてしっかりと
    結末へと導く安定の語り手、キョン。
    作品のなかで触れられる登場人物たちの作品、
    というか長門作。何を表しているんだろうね。

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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