- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041074305
作品紹介・あらすじ
世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。
感想・レビュー・書評
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シリーズ第4弾。
富野さんの「自分は鬼龍や孝景たちとは違う」といいながらも、共に事件を解決することで覚醒しつつあるようだ。
与部はまた何かの形で登場してくるのだろうか? 少し気になるキャラ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
富野さんのファンになりました。警察官とお祓い師、二足の草鞋を履いたら?良いのにね。
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異色の刑事と祓師のコンビが、猟奇事件を追う、長篇小説!
世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。 -
祓い屋と警官のコンビで事件を解決していく物語。警察物と伝奇物のコラボという何とも不思議な取り合わせ。
シリーズになっているとは知らずに、平積みになっていたこの1冊を手に取ったものの、話がわからないこともないし、案外面白かった。
中学校で同級生を刺して一人の少年が逮捕された。
妙にギラギラした眼で、嗄れた声に妙な口調、まるで老人のように話す14歳の少年。
華奢な体のどこにあるのか分からない物凄い力で警官たちを振り払って逃げ出す。
その事件を皮切りに、狐憑きの14歳が次々と現れる。
その狐憑きの正体を2人の祓い屋たちと暴いていくのだが、単なる不思議なものとして終わらせないのが、今野敏さんの凄いところだと思う。
また読破できていない魅力的なシリーズがたくさんあるのだが、今野氏の作品は続けて読むのは少々食べ飽きてしまう感があるので、間を空けて読んでみたいと思う。 -
先に呪護を読んでしまい、バディの有沢が既に登場してしまって、自分にがっかりしてましたが、その有沢くん登場の本作をやっと読みました。中学2年生の少年が狐憑きのような状態で傷害事件を起こす。逮捕された生徒の様子がおかしいと思った富野のところに鬼龍が現れる。そして同じように狐憑きが関わっている事件が続く。祓っていても追いつかないと考えた富野と鬼龍は、根本を探す。信用できないながらもついて行く有沢が、IT企業の社長、与部に切り込む場面など気持ちがいい。与部が企んでいることとは?今回は亡者ではなく、少し科学的な内容も出てきて、いつもと違う視点で面白かったです!これで、鬼龍シリーズは完遂!楽しかったです。
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しばらく娯楽系作品から離れていたので、何も考えずに楽しめました
設定・仕掛けに驚きはなく、鬼龍さんのシリーズらしいものでした(パターンとおりなのでいい) -
66ページまで読んで、この展開はこの先読み続けられないと思った。
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SMSと中学二年生、狐憑き、アンバランスのようで、今野敏らしい視点を感じる