豹変 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074305

作品紹介・あらすじ

世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4弾。

    富野さんの「自分は鬼龍や孝景たちとは違う」といいながらも、共に事件を解決することで覚醒しつつあるようだ。
    与部はまた何かの形で登場してくるのだろうか? 少し気になるキャラ。

  • 富野さんのファンになりました。警察官とお祓い師、二足の草鞋を履いたら?良いのにね。

  • 異色の刑事と祓師のコンビが、猟奇事件を追う、長篇小説!

    世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。

  • 祓い屋と警官のコンビで事件を解決していく物語。警察物と伝奇物のコラボという何とも不思議な取り合わせ。
    シリーズになっているとは知らずに、平積みになっていたこの1冊を手に取ったものの、話がわからないこともないし、案外面白かった。

    中学校で同級生を刺して一人の少年が逮捕された。
    妙にギラギラした眼で、嗄れた声に妙な口調、まるで老人のように話す14歳の少年。
    華奢な体のどこにあるのか分からない物凄い力で警官たちを振り払って逃げ出す。

    その事件を皮切りに、狐憑きの14歳が次々と現れる。
    その狐憑きの正体を2人の祓い屋たちと暴いていくのだが、単なる不思議なものとして終わらせないのが、今野敏さんの凄いところだと思う。

    また読破できていない魅力的なシリーズがたくさんあるのだが、今野氏の作品は続けて読むのは少々食べ飽きてしまう感があるので、間を空けて読んでみたいと思う。

  • 先に呪護を読んでしまい、バディの有沢が既に登場してしまって、自分にがっかりしてましたが、その有沢くん登場の本作をやっと読みました。中学2年生の少年が狐憑きのような状態で傷害事件を起こす。逮捕された生徒の様子がおかしいと思った富野のところに鬼龍が現れる。そして同じように狐憑きが関わっている事件が続く。祓っていても追いつかないと考えた富野と鬼龍は、根本を探す。信用できないながらもついて行く有沢が、IT企業の社長、与部に切り込む場面など気持ちがいい。与部が企んでいることとは?今回は亡者ではなく、少し科学的な内容も出てきて、いつもと違う視点で面白かったです!これで、鬼龍シリーズは完遂!楽しかったです。

  • しばらく娯楽系作品から離れていたので、何も考えずに楽しめました
    設定・仕掛けに驚きはなく、鬼龍さんのシリーズらしいものでした(パターンとおりなのでいい)

  • 中学生が狐憑き。彼等の共通点はゲーム。
    ゲーム開発者の社長を富野が訪ねる。アポなしだが中学生事件の背景に興味。翌日は鬼龍を連れていく。ゲームの光で側頭葉やシルヴィウス溝を刺激で中学生を覚醒するか実験していた。取り憑いたのはゲーム内の老人仙人で狐ではない。トミ氏の末裔、富野も覚醒する。社長を祓って普通の人間にすると言うと社長は実験を停止

  • 66ページまで読んで、この展開はこの先読み続けられないと思った。

  • #読了 読み進めててなんか続編ぽい〜?と思ったら案の定第四弾でした!けど、どうやら新キャラも登場したり、前三作とは少し趣向が違うお話だったようで、途中からでも意外とすんなり入れました。
    狐憑きという現象を肯定することと、狐の霊が実在することを疑うことは矛盾しない。だから、狐憑きという現象を肯定しながら、側頭葉にあるシルビウス溝への刺激で狐を祓う行為は矛盾しない。
    お祓い師みたいな人たちが登場する小説って、なんとなく霊や超常現象の存在が肯定されていると思うんだけど、この作品はそこがうまくボカされてて面白かった。1作目はだいぶ前に出た小説らしいけど、そこからこのシリーズも読んでみようと思います。

  • SMSと中学二年生、狐憑き、アンバランスのようで、今野敏らしい視点を感じる

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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