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- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041074329
作品紹介・あらすじ
富士の樹海。魔人・加藤保憲の前に、ある政治家が跪いていた。
太古の魔物が憑依したその政治家に、加藤は言い放った。
この国を滅ぼす、と――。
妖怪が出現し騒動が頻発すると、政府は妖怪を諸悪の根源と決めつけ、駆逐に乗り出す。
世相は殺伐とし民衆は暴力的となり、相互監視が始まった。
この異常事態の原因究明のため、『怪』関係者は居酒屋に集い、信州山中で村上健司らが入手した<呼ぶ子>を出現させる謎の石の秘密を解き明かそうとするが……。
<解説:千街晶之>
感想・レビュー・書評
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妖怪を根絶せんと蜂起した人々が、荒俣宏の妖怪コレクションを収めたマンションを襲撃する。暴徒に取り囲まれ、火も放たれ、絶体絶命だと思われた時に現れたのは、帝都物語にて登場したロボット・學天則だった。それを機に、榎木津平太郎は脱出と図ると同時に妖怪コレクションを逃がそうとするのだが……。
妖怪作家や推理作家や編集者達は樹海の別荘地に避難し、身の安全を計りながら打開策を計る。
一方、黒史郎に憑りついていたしょうけらは邪神・クトゥルーへと変貌し、創作物であるクトゥルー神話を信奉する人々と伴って歩み出す。
荒唐無稽で虚々実々な妖怪譚は更に続く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いです。
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可視化された妖怪がいっぱい出てくる京極作品が新鮮。続きが気になりすぎるのでさっさと次いきます。
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