校閲ガール トルネード (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074367

作品紹介・あらすじ

笑えてスッキリ、元気がでる! ドラマも話題になった、最強のワーキングガールズエンタメ☆
悦子とモデル兼作家の恋の行方は? 悦子は校閲部から憧れのファッション誌編集部に移れるのか? シリーズ完結巻!

根性と気合と憧れの雑誌への愛で出版社の入社試験を突破し、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、彼女が配属されたのは校閲部だった。
いいかげんな編集者や校閲部のオネエな同僚、それぞれのスタイルで仕事に向き合う同期たちとのてんやわんやな日々。
悦子は、恋に落ちたアフロヘアーのイケメンモデル(兼作家)と出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて……。
そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌の編集部に異動に!?

装画・巻末マンガ=茶谷怜花

文庫版の巻末には、著者と石原さとみ氏の対談、ドラマのプロデューサー・小田玲奈氏による解説を収録。

感想・レビュー・書評

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  • お仕事小説でとても好きな作品。

    文章のテンポ感も読みやすく楽しくなる!

    好きなものを追求しても、
    思い描いた通りの仕事をするのはとても難しい。
    今の仕事にも良いところを見つけ直したいと思える作品。

  • シリーズ3作目だが、前作がスピンオフだったので、河野悦子がメインになってるという意味ではシリーズ1作目の続き。
    相変わらずの巧妙なテンポでどんどん読めてしまう。続編、ないのかな?ないみたいだな。読みたいのにな。悦子と貝塚、この後どうなる?気になる!

  • ドラマのファンだったので原作を楽しめるか不安でしたが、シリーズ3作読み切りました。登場人物をテレビでの俳優さんを思い浮かべながら読んでいても違和感なく楽しめました。ファッション誌の編集をやりたいと思っていた悦子がやりたい仕事と向いてる仕事は別だと気づいて校閲の仕事に邁進する様子は素敵でした。

  • 前作で周囲のキャラ立ちをしっかりさせてからの本作は、より楽しませてもらった。校閲部から編集部に異動した関係で、校閲ノウハウは薄め。終わり方は...まあそうなるでしょうね。日本人的な仕事の捉え方により、多くの方から共感は得られるでしょう。

  • 2016年
    念願のファッション雑誌に異動になるも、悩みが絶えない
    ドタバタもありつつ、覆面作家を暴いたり、上司の妬みの問題を解決したりと、不意打ちがあってシリーズでは一番面白かった

    1冊目を読んでいないとわからない部分もあるし、2冊目も友人の森尾が会社をなぜ辞めるのかが描かれている
    気になる方は順番に読むのがおすすめだ

    この作品から雑誌編集の仕事の大変さが伝わった
    土日の休みはなく、人材不足で下請けの力が必要、連休があると何もかも前倒しになるという
    見た目華やかな業界で、やりがいの裏にはこういう本音があった

  • ビターな終わり方だったけど、好き=天職ではないというのが心に残った。まだまだ続きが読みたい。相変わらず元気になれるお仕事小説でした。

  • 悦子、自分の2つの特性に気づいてしまいましたね。最終巻っぽいのが残念です。

  • やりたいことと向いていることが違う。
    それは辛いことだけれど、自分の能力を生かせる場所に気づけたことは幸せなはずです。
    そして、若いうちに気づけた3人は本当に幸せ。
    その辺りがもう少し丁寧に描かれたらよかったな。

  • ファッション誌の編集者を夢見る校閲部の河野悦子。アフロヘアーのイケメンモデル&作家の幸人とお泊まりデートで出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて…。そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌編集部に異動に!?お互いの状況が変わるなか、幸人との恋の行方は…。やりたい仕事と向いてる仕事の違いに悩む悦子の決断は?巻末に、著者と俳優・石原さとみの対談と、ドラマのプロデューサーによる解説を収録。

  • 河野悦子
    校閲部。『Lassy noces』編集部に異動(臨時雇い)。

    今井セシル
    受付嬢。

    米岡光男
    校閲部の先輩。

    エリンギ
    校閲部部長。

    是永是之
    アフロの長身イケメン。幸人ーYUKITO(モデル名)。

    藤岩
    同期入社の文芸編集者。

    森尾登代子
    同期。

    木崎加奈子
    不動産屋。悦子の住む家の一階で鯛焼き屋をやっている。

    貝塚八郎
    文芸編集部。

    森林木一
    作家。

    伊藤保次郎
    文芸編集部に配属される新人。文芸界では文豪と呼ばれる竜ヶ峰春臣の孫。

    正宗
    印刷会社の爽やかイケメン営業。

    飯山
    森林の内縁の妻。

    槙島祐

    楠城かづ子
    『Lassy noces』の編集長。元『Every』の副編集長。

    綿貫
    『Lassy noces』の編集者。

    フロイライン登紀子

    榊原仁衣奈
    『Lassy』本誌編集長。

    林牧夫
    インペリアルホテルの宴会部。

    間宮
    アルバイト。

    西園寺律子
    モデル。

    真奈美
    悦子の元クラスメイト。

    桃花
    悦子の元クラスメイト。

    デルランジュ春香
    『un jour』編集長。

    八剣恵那
    『un jour』副編集長。

    下平
    五十五歳の受付嬢。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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