校閲ガール トルネード (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 505
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074367

作品紹介・あらすじ

笑えてスッキリ、元気がでる! ドラマも話題になった、最強のワーキングガールズエンタメ☆
悦子とモデル兼作家の恋の行方は? 悦子は校閲部から憧れのファッション誌編集部に移れるのか? シリーズ完結巻!

根性と気合と憧れの雑誌への愛で出版社の入社試験を突破し、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、彼女が配属されたのは校閲部だった。
いいかげんな編集者や校閲部のオネエな同僚、それぞれのスタイルで仕事に向き合う同期たちとのてんやわんやな日々。
悦子は、恋に落ちたアフロヘアーのイケメンモデル(兼作家)と出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて……。
そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌の編集部に異動に!?

装画・巻末マンガ=茶谷怜花

文庫版の巻末には、著者と石原さとみ氏の対談、ドラマのプロデューサー・小田玲奈氏による解説を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 前作で周囲のキャラ立ちをしっかりさせてからの本作は、より楽しませてもらった。校閲部から編集部に異動した関係で、校閲ノウハウは薄め。終わり方は...まあそうなるでしょうね。日本人的な仕事の捉え方により、多くの方から共感は得られるでしょう。

  • 2016年
    念願のファッション雑誌に異動になるも、悩みが絶えない
    ドタバタもありつつ、覆面作家を暴いたり、上司の妬みの問題を解決したりと、不意打ちがあってシリーズでは一番面白かった

    1冊目を読んでいないとわからない部分もあるし、2冊目も友人の森尾が会社をなぜ辞めるのかが描かれている
    気になる方は順番に読むのがおすすめだ

    この作品から雑誌編集の仕事の大変さが伝わった
    土日の休みはなく、人材不足で下請けの力が必要、連休があると何もかも前倒しになるという
    見た目華やかな業界で、やりがいの裏にはこういう本音があった

  • 悦子、自分の2つの特性に気づいてしまいましたね。最終巻っぽいのが残念です。

  • やりたいことと向いていることが違う。
    それは辛いことだけれど、自分の能力を生かせる場所に気づけたことは幸せなはずです。
    そして、若いうちに気づけた3人は本当に幸せ。
    その辺りがもう少し丁寧に描かれたらよかったな。

  • ファッション誌の編集者を夢見る校閲部の河野悦子。アフロヘアーのイケメンモデル&作家の幸人とお泊まりデートで出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて…。そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌編集部に異動に!?お互いの状況が変わるなか、幸人との恋の行方は…。やりたい仕事と向いてる仕事の違いに悩む悦子の決断は?巻末に、著者と俳優・石原さとみの対談と、ドラマのプロデューサーによる解説を収録。

  • 校閲ガール第3弾。第2弾を読んだので勢いで第3弾も読む。悦子には悪いが、アフロとの恋愛は添え物で、ガールズトークがとにかく楽しいお仕事小説。

    このシリーズは、女性の描き方が本当に上手。みんなクセがあるけど憎めない。それぞれの悩みが身にしみる。

  • テレビドラマで放映されていた校閲ガールの3部作目。コミカルでテンションが高く読みやすい内容でした。校閲部で働く高野さんは、ファッション部に憧れを抱き異動を目標に掲げ仕事し、現にファッション部に異動するも、仕事内容が激務で校閲部に戻ります。高野さん、そして校閲、職場内の日常の話。
    心に残った〔夢=天職じゃなくてもいい)という言葉です。

  • 自分がやりたい仕事
    ずっと前から
    望んでいて
    すぐ近くまで来たけど
    なかなか辿り着けなかった仕事
    そこへ辿り着いたわけではない。
    少しだけ似たことを初めてみたら
    全く自分に適性がないことに気が付く
    天職とは程遠かったことに気が付く
    全く向いてないことに気が付く
    楽しい気持ちもあるけど、辛い気持ちの方が多い仕事。
    いろんな仕事があって
    その会社にいるからって
    携わる仕事はあるけど
    辛い気持ちもあるけど、楽しく感じる時間の方が多い仕事の方が
    ストレスは少ない?
    できることを
    よりよくできるように。
    何ができるか。
    数年するだけで
    そのものの見方に変わってくる、
    職業病のような世界。
    ものの見え方が
    少しずつプロに

  • 悦子と貝塚の関係が気になるけど、これで終わりなのかなー?

  • 完結。おさまるところにおさまったという感じ。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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