黒猫王子の喫茶店 しっぽ短し恋せよ猫 (4) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074381

作品紹介・あらすじ

小江戸・川越の外れにある、知る人ぞ知る喫茶店『珈琲くろき』。
店のスタッフは着物姿の美青年揃いと評判だが、実は彼らは、猫が変化(へんげ)した姿なのだ! 
店長のポウ(正体は黒猫)は毒舌で、副店長の胡桃(くるみ)(※注:人間)は日々タジタジ。
だけれどなぜか猫に好かれる胡桃は、彼らの言葉が分かることも幸いし(?)、ほうぼうから持ち込まれる猫がらみの悩みを解決している。口が悪いポウだって、本当は胡桃のことが大好きなのだ。

胡桃は、ひょんなことから縁ができた「北林家具」の広報室で編集者兼記者として働き始めた。そんな中、喫茶店のイケメン猫店員たちに、胡桃が結婚するという話が舞い込んできた! 慌てた猫たちは、胡桃の幸せを願い身を引こうとするのだが……。

猫と人の、想い合う気持ちが響き渡る、不思議な喫茶店の物語最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • 「胡桃の新生活」
    アルバイトと先の上司は。
    彼女に運がないのか、それとも乗り越えれると思ってからの試練なのか分からないがやっと辿り着いた職場でこれは辛すぎるな。
    まだまだ入社して数日で右も左も分からない様な状態なのに、言葉巧みに彼女の居場所を奪い仕事を出来ないようにする彼は人が悪いにもほどがあるな。

    「ポウとまげ太の家出」
    結婚すると聞いてしまい。
    彼の早とちりにも原因はあるだろうが、あの様な会話を聞いたら誰だって彼女と彼の結婚式だと思うだろうし今後の自分たちについても考えてしまうだろうな。
    イケメンだからと言って許される訳が無いほど奇妙な格好で登場したが、そのおかげで彼女の居場所が出来そうなら良かったのかもしれないな。

    「佃の野望」
    家族を幸せにする為なら。
    彼の信念はある意味素晴らしいものであるが、自分が幸せになる為なら他人はどうなっても構わないというのは間違っているだろう。
    彼女を追い詰める行為ばかりする彼だが、傍から見れば無能な上司の下についてしまい苦労するアルバイトにしか見えないような気がするが。

    「結婚式の日」
    突然カフェに現れた五人組。
    彼の人を動かす能力は猫としているのには勿体ないと思うが、猫だからこそ知っている事もありそれを利用する事も出来るのかもしれないな。
    彼ら二人は大きな勘違いをしたまま式場に現れたようだが結果的に彼は式場に来てくれたし、どうにか今後彼と上手くやれそうな雰囲気になって良かった。

    「ハッピーウェディング」
    式の最中に仕事に関する案が。
    身内ばかりの小さな式であったからこそ、この様な会話が突然飛び出しても誰も止めずに普段の会話の一部として扱われるのだろうな。
    本当に大切な人と共に式を挙げられなかったのは残念だったかもしれないが、亡くなっても尚愛し続けこんな風に夢を叶えてもらえた両者の配偶者は幸せ者だな。

    「月の夜に」
    全てが終わり独り感傷に浸る。
    化け猫とバレてしまっているのであれば逆にずっと一緒に居てもいいのではと思うが、化け猫たちの考えでは多分それは違うのだろうな。
    彼が居なくなった事に気付いたら彼女がついた悪態は、きっと近くに居るであろう彼が一番戻って来やすいよう態と嫌な言葉を選んで言ったのかもしれないな。

  • 4冊目
    猫たちだけでなく、人との輪もどんどん広がっていく。
    いつかばれてしまうんだろうかと心配。

  • いつの間にやらポウちゃんたら…ホント、猫ってツンデレなんだから笑
    うちの猫娘も旦那にほの字かな?
    いやいや、違うな。
    おやつもらうとすぐに私のとこにくるし。

  • 面白かった!

  • ドタバタ感すごいけど、今回もホロリと。

  • 黒猫喫茶シリーズ第4弾
    お節介の胡桃とイケメン猫がまたもや大騒ぎ
    不器用な胡桃は、徐々に信頼を広げていく。

    結婚も間近い?
    ボウたちはどうなる?
    猫との会話ができなくなることはないのか?
    この先が気になる。

  • 前々からですが、胡桃が生活や仕事という事に関してぼんやりし過ぎ。
    ポウが胡桃を好き過ぎるのが可愛い。

  • イケメン猫軍団、今度はまっぱではなく、それですか!(笑)
    ポウったら、なんだかんだで胡桃を大事に思っているんだから。つんでれぶりが可愛いじゃないの♪
    結婚式騒動には、思わずほろり。
    もう、なんていい話なんだろう。
    遅きに失した感はあるけど、やらないよりはずっといい。
    新登場ヤジロベーの正体にはびっくりした。
    結婚式での大スペクタクルは、最高。
    なにしろ、あの方々が参加なんだもの。
    さて、大団円の結末だけど、シリーズは続くやいなや。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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