バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA
3.44
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本棚登録 : 420
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074473

作品紹介・あらすじ

奇跡調査官の平賀とロベルトは、FBI捜査官ビルから結婚式の司祭を頼まれる。相手は任務のため偽装婚約中の工作員エリザベート。驚きつつも2人はアメリカへ向かうことに。
一方ビルとエリザベートは世界的大スター、ゾーイと、エキゾチックな若き牧師アダムと偶然知り合う。
翌日ゾーイの別荘を訪ねたビル達が見たものは、巨大水槽の中で揺蕩うゾーイの遺体! さらにビルの身にも思わぬ危険が迫っていて……。
世界的歌姫の死と、“静かな溺死者達”の謎。その背後にある陰謀を、天才神父コンビは解き明かせるのか。人気シリーズ本編15弾!


【主要登場人物】
平賀・ヨゼフ・庚
 バチカンの奇跡調査官。天才科学者にして、真理究明の申し子。生活能力は皆無で、かなりの天然。
ロベルト・ニコラス
 バチカンの奇跡調査官。古文書と暗号解読のエキスパート。平賀とは強い信頼関係で結ばれている。
ビル・サスキンス
 FBI捜査官。平賀らとは旧知の仲で、敬虔なクリスチャン。
エリザベート・モーリエ
 秘密工作員。ある任務のために、ビルの婚約者となる。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのバチカンシリーズ。
    シリーズの中ではちょっと地味で落ち着いた感じ。

  •  個人的にビル&エリザベートのコンビが微笑ましくてお気に入りなので、最終的には本当にくっついてほしいと思っているのですが、これは……色々気の毒すぎて……負けないで二人とも……(涙)
     今作は平賀&ロベルトの奇跡調査パートは少なく、捜査パートが大部分を占めているため、全体を通してハリウッド映画的な雰囲気で読みやすいのですが……終盤でこれまで我慢していたものを吐き出すかのような怒涛の蘊蓄語りが(笑) うーん、今回のトンデモトリックもなかなか苦しかった……。
     ローレン&フィオナがいよいよ積極的に乗り出してきて、ジュリアたちとの全面対決も近いか?と思わせる今回の引き。相変わらず、シン博士が最大の癒しです(笑)

  • 久々にこのシリーズを読んだ。
    ビル・サスキンスとエリザベートの「偽装結婚カップル」展開については誰が得するのかわからないのだが、おそらく作者が好きなのだろう。
    いつも通りの「新種の植物、新種の薬物」展開には安心すら感じた。「巨大なウツボカズラ」と言いつつ、寸法がよくわからないまま読んでいくと、人間が中に納まる大きさだったので爆笑してしまった。自由。

  • 偽装婚約中のFBI捜査官ビルは、知りあった牧師の言葉に背中を押されて婚約者エリザベートとの結婚を決めた。結婚式の司祭を頼まれた平賀とロベルトはアメリカに向かったが、式の当日に思わぬ出来事が‥
    今回は奇跡調査ではなく、プライベートで訪れたアメリカでビルの危機を救い、不可解な連続死を解明する神父たち。危機に陥ったときの平賀の冷静沈着さがすごい。事件の真相も面白かった。
    ラストで登場したシン博士になごんだ。

  • バチカン奇跡調査官15。
    今回は奇跡調査ではなく、ビルサスキンス捜査官とエリザベートが巻き込まれた事件の捜査に平賀とロベルトが乗り出すという形。
    ガードレールぶち破って車ごと海に落下したときも冷静な平賀すごいし、その後ピンピンしてる平賀・ロベルト・エリザベート、超人すぎる。
    ローレンからのコンタクトへのリアクションが割とあっさりしてて、何巻か飛ばしてしまったかと思った。フィオナ好きなので出てきて嬉しかったけど。
    そして最後にジュリアの姿がちらりして次巻へ続く、といういつものパターン。
    長く続いているシリーズなので、今までのストーリーのおさらいと人物相関図とかを載せたバチ官読本がほしいところです。

  • 「バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑」読了。あまり面白くなかった。山がない。オチも弱い。ローレン、フィオナが出てきたのだけ懐かしい。

  • 今までとは多少違う内容でしたが、大変面白く読ませていただきました。いつもなら奇跡調査事案がお話しです。時には面白いかな。次作もたのしみです。

  • 奇跡調査ではないけど事件に巻き込まれたシリーズ。こっちのパターンの方がわかりやすいのは宗教的バックボーンがなくても理解しやすいからだろうか。

    変わり者が多いのでエリザベートが普通の人に見えてくる。エリザベートとビルのコンビはもうちょっと見たい

    2023.4.30
    70

  • フロリダを舞台にした展開の読めないサスペンスで、今回も存分に愉しめました!!
    世界各地の文化や伝承(時に世界情勢や最新の科学技術など)を知ることができるのが、バチ官の面白いところ。
    (読み続けている一番の理由はロベ平の関係性が大好きだからなのですが・・・)

  • ビルが不憫すぎる。
    今回は途中参加の二人、巻き込まれで命の危険。二人がいなかったらビルもやばかったのできてくれて良かったよ。

    こんな成分が本当に見つかったら、アメリカならこの話笑えないと思った。そしてやっぱり絡んでたか…

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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