ヤマトタケル (6) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041074930

作品紹介・あらすじ

東征の最中、タケル一行は襲う激しい潮流。弟橘姫は我が身を水面の投げ打つ事でタケルの渡河を助けるのだった。悲しみを乗り越えタケルは東征は完遂する。しかし、さらなる悲劇がタケルを待ち受けるのだった…。

感想・レビュー・書評

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  • 熊襲を征伐したと思えば、休むまもなく関東に行けと言われ、父景行天皇に愛されていないのかと苦悩します。関東征伐を終えての帰路、大和を目前にしてヤマトタケルは伊吹山で息絶えます。日本人が愛する悲劇の英雄像の誕生です。白鳥伝説は悲哀溢れるロマンですね。関東からの帰路はモヤッとした最終巻でしたが、全6巻楽しく読ませていただきました。

  • 安彦ヤマトタケル完結。
    スクネの「あんまり初心だからいけないのだ」という言葉が、タケルの魅力を語っています。戦に勝ちたい、女性にもてたい、子供は可愛い。
    いってしまえば、単純で後先考えない性格。これで、実力・魅力が伴っていなければグズ皇子だったのだろうけど。その場合でも、スクネの政争の道具としていいように使われただけか。

    ま、初心であるからこそ、伝説として語り継がれる存在であるのだけれど。

    あとがきで「日本には古代史がない」と書かれてます。それが30年前に古代史シリーズを書きだした動機だそうで。
    最近ニュースになった大仙古墳の発掘が古代史の発掘につながればいいのだけど。

    既に発掘・盗掘されているって話もあった気がするけど、どうだったっけ?

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。66年弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、アニメーターとなり「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」を生み出し、のちに漫画家に転身。
作品『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ほか
著作『原点THE ORIGIN』(岩波書店)ほか。

「2018年 『革命とサブカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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