英語学習2.0

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041075135

作品紹介・あらすじ

 マッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず、数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が、ある日思いつき、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用。するとそれが劇的な効果を生んだ!
 本書は、「英語力を伸ばすために、最も効果的な方法とは何か」を徹底的に追究したどりついた「英語学習の真髄」を、最先端の言語学の知見と科学的根拠に基づき紹介。
 さらに、効率的な学習法にとどまらず、「勉強する時間をとれない忙しいビジネスパーソン」のために、「1日3時間」を生み出す時間術や、英語学習を継続させるための秘訣、「必ず英語が話せるようになる」環境を整えるためのアドバイスまで、全方向からサポートする。


[本書の内容例]
●「単語はじっくり覚えてはいけない」
→人間は忘れるのはあたりまえ。エビングハウスの忘却曲線を利用して、「1つの単語をじっくり覚えず、何回も同じ単語に出合うように覚える」のがポイント。最も効果的な暗記法を科学的根拠とともに詳述!

●「例文暗記で話せるようにはならない」
→どんなに「使える」英語フレーズを覚えても、実際に話すときは例文に載っていない、そのとき言いたいことをその都度文章化する必要がある。鍛えるのは文章化の力!

感想・レビュー・書評

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  • 英語学習について分かりやすく書かれた本。自身が経営しているプログリットに誘導するための本かと思ったがそうではなかった。

  • 元マッキンゼー勤務、昔は英語が不得意だった、海外居住の経験なく日本でのみ勉強、現在は英語塾の経営者、で現在実績をあげている、岡田氏によって書かれた本です。

    彼によれば、私たちが受けてきた英語教育がバージョン1に対して、この本に書かれている内容は、バージョン2にアップしているとのことです。

    書かれていることは、正当な内容です。英語アップのポイントは3つに要約されるようです。つまり、1)目標を決める、2)毎日多く(3時間)継続(3か月)する、3)自分の能力にあった教材・勉強法を採用する、です。

    毎日少しの時間でもコツコツ(30分程度だと感じました)は、能力維持はできても進歩は望めない、本には明記されていませんでしが、これは中級から上級に上がりたい人へのメッセージを受け取りました。

    これは、英語学習以外にも、私が現在取り組んでいる、中国語、テニス、ピアノにも共通する考え方だと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・重大な事実とは、自分で一定の正しい努力をしなければ、英語力が上がることは無いということ(p37)

    ・仕事の生産性を高めるには、1)価値の低い仕事をしない、2)価値の高い仕事をできる限り速くする(p40)

    ・英語が話せないとは、誰が何と言おうと、あまりにも大きなディスアドバンテージである(p44)

    ・英会話は、リスニングとスピーキングに分けられ、リスニングは、音声知覚・意味理解の2つに、スピーキングは、概念化・文章化・音声化の3つに分けられる(p56)

    ・大人の英語学習におけるもっとも大きな問題点は、自習というトレーニングをせずに、英会話レッスンという練習試合のみで英語がうまくなるという幻想にとらわれていること(p60)

    ・一から時間の使い方を考え直して、一日2~3時間を捻出する、それでも30分しか作れないというのは、英語力を向上させるという優先順位が低いということ(p76)

    ・受験英語(単語力と文法)を知って、それを使ってどのようにリスニングするのか、というトレーニングをすると英語力が伸びる(p79)

    ・単語力の強化は、反復がカギである、反復することで長期記憶となる、さらに復習するまでの時間を短くすることが重要(p88、89)

    ・音の変化を理解すると、音声知覚が高まる、1)音の連結、2)音の消失、3)フラップのt、4)弱形である(p106)
    ・音の連結とは、前の単語が子音で終わり、次の単語が母音で始まれば、音は連結する(p107)

    ・音の消失とは、破裂音(p,b,k,g,t,d)で終わり、次の単語が子音で始まれば、破裂音は発音されずに消滅する(p108)

    ・tが母音で挟まれていると、tは破裂音ではなく、日本語のラ行のような音に変わる(p109)

    ・弱形は最も重要な変化、機能語(冠詞、前置詞、代名詞)は、弱く発音される、このマスターがリスニング力を飛躍的に伸びる可能性がある(p110,113)

    ・音声知覚の自動化とは、脳内メモリを音声知覚だけでなく、意味理解に使っている状態に変化させること(p117)

    ・リスニングとリーディングとは、野球とソフトボールのような関係で、相乗効果がある(p123)

    ・スピーキングは、概念化・文章化・音声化、を瞬時に行うことにより、英語を話している(p136)

    ・コツコツよりも、3か月短期集中のほうが効果的である、毎日3時間(p156,159)

    ・エクセルで基本関数とは、SUM、Average、Sumifs、Counifs、Vlookupである(p173)

    ・仕事前に1-2時間の学習を継続的にする(p174)

    ・予定は、分刻み(30分の塊)で立てる(p178)

    2019年4月6日作成

  • 1時間で読めた。
    個人的に調べた英語学習法と共通していて、さらに確信が持てた。
    参考にして英語学習頑張る。

  • 英語学習に対して抱いていたモヤモヤが吹っ切れました。また、英語に限らず何か他のことを極めるための大前提となる心得のようなものを学べたような気がします。加えてモチベーションが非常に高まりました。
    おすすめです。

  • 英語コーチングで有名なプログリッド代表の岡田さんによって書かれた一冊。
    「簡単に英語を身につけられる」みたいな本ではなく、論文や研究、実績をもとに英語を正しく学習するためのステップが示されており、しっかり自分の現状を把握して、それを埋めるためにどのような手順でどの程度勉強すべきかを丁寧に解説してくれています。
    学習を継続する気概がない方には、意味のないものだと思いますが、身につける気のある方にとっては、英語学習の羅針盤になるものと思います。
    世の中に散らばるありとあらゆる英語学習法に右往左往してる人にとっては必見の一冊です。

  • プログリットの課題図書だったので、図書館で借りた。私は買わない。

  • 2時間で読めた。

    面白かった。
    色んなこと書いてあってあんまり思い出せない。
    けど色々良いこと書いてあった。

    短期でガッとやれば
    成長実感が湧いて、
    継続できる
    みたいなのは分かった。

  • 定期的に何度も読み返している本。
    これを読むとモチベーション上がる。
    英語学習に迷った時初心に帰ることができる。

  • 英語の勉強方法についていろいろと気づきが多い一冊だった。英会話を5つのステップに分けて、今自分が何に対して注力すべきかという点とその理由や学び方が納得性のある形で述べられており、筋が通っているなぁと感じた。

    また、著者自身の失敗談も語られており、学習に対する共感性も感じられる一冊だった。

  • 英語学習のスキルだけではなく、習慣化の大切さや方法が書かれていて、英語だけにとどまらず、学習一般に役立つ本だった。元英会話講師の見解としては、これを読んで1人で学習をするのは難しいかもしれないが、もしコーチングや英会話学校に通うことを考えているなら、この本を読んでから行くのとでは上達に違いがあると感じた。

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著者プロフィール

1991年、大阪府生まれ。2014年、大阪大学工学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。日本企業の海外進出、海外企業の日本市場戦略立案などに携わる。2016年、株式会社GRITを設立。代表取締役社長に就任し、問題解決アプローチを適用した英語コーチングプログラム「PROGRIT」で、英語学習業界に衝撃を与える。

「2019年 『英語学習2.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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