マジシャン 最終版 (角川文庫)

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本棚登録 : 245
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041075166

作品紹介・あらすじ

手も触れずカネを倍にしてくれる男がいる! あやしげな噂に大規模な詐欺の臭いを嗅ぎつけた刑事・舛城は、天才的なマジックの才能を持つ少女・沙希の助けを借り捜査を始めた。舛白は防犯カメラがとらえた現場映像を入手。そこには確かに倍に増えていく札束の山が映っていた! いったいどんなトリックなのか? そして裏で進行する金融詐欺の真相は? スリリングかつリアルな知的頭脳戦の“最終形”が開幕!「完全版」を大幅改稿した「最終版」!

感想・レビュー・書評

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  • 解説を読むまで気づかたかったが、リメーク版でしたね。
    前作は約15年に読んでいたようで、登場人物の名前に既読感があったくらいでした。
    前作をざっと拾い読みしたら、確かに大きく結末が変わっていた。

  • 高校事変ほどの勢いはなく、万能鑑定士のほどの知識量はない感じ。でもマジックを使っての詐欺、それを見破るマジシャンの少女というのが期待をもたせる、次巻でハジけて欲しい。

  • マジシャンを目指す15才の少女・里見沙希がマジックの手法・道具を利用した大規模詐欺事件に挑むという内容。不遇な生い立ちを背負うヒロインが悪い方向に利用できる手法で事件を解決に導く様が真っ直ぐで眩しい。犯人の正体や証拠を見つけ出す方法のスケールの大きさには驚いた。是非とも映像媒体で観たい。続編である「イリュージョン 最終版」が楽しみである。

  • 小顔で目の大きい子はお約束ね。マジックを使った詐欺犯罪を暴くのにマジックのネタばらし書いてあるけどいいのかしら。鳩の仕込みをテレビか何かで見たときは衝撃だった。あんな狭いとこに…。

  • 色々ツッコミどころはあるけど、松岡ワールドに引き込まれて面白い

    捜査二課刑事&天才詐欺師&見習いマジシャンの奇妙な関係

    沙希は凄く真っ直ぐで繊細な少女
    きっと飯倉の想いは伝わってたと思う

    犯人は唐突な発表だったけど、沙希じゃなくて良かったと安堵した

    さてイリュージョン読もっと!

  • ★3.0
    本書が3バージョン目になるけれど、過去の「マジシャン」は未読。冒頭から結構なハードさで、年齢からは想像が出来ない大胆不敵さを見せる沙希。そして約1年後、事件の端々で使われるマジックが興味深く、知識が無ければ翻弄されてしまうのも分からなくはない。が、マジシャンの沙希を始め、刑事・舛城や元詐欺師・飯倉に好感が持てるものの、終盤で明かされる真犯人にちょっと肩透かし。それなりの伏線は張られているけれど、どうにも薄っぺらい人に思えてしまった。それでも、全体的なテンポは悪くもなく、なかなか楽しく読めた1冊。

  • 犯人が想像つかなかった人物だった。
    最終版だけに、とてもすんなりとわかりやすい話でした。マジックのトリックを詐欺に使っている知能戦が面白い。

  • 題名の「最終版」、過去の出版の再演の意味だった。ただ、そんなことは知らない私はそれなりに楽しんで読めたのだけど、近頃気になるのは、やけに主人公自らを鼓舞する表現が都度〃でてきて、ちょっと胃もたれ。
    せっかく自然な流れでストーリーに引き込まれそうだったのに、一気に現実に戻される感じ。
    作者の癖なのか、色なのか。
    新シリーズのグアムの、、、を読んで決めようかな。

  • 解説で、イリュージョンを続けて読むべきということで、これから読みます。

  • 一人で生きてるんじゃないことに
    気づきさえすれば
    生き直すことも
    きっとできる。
    そう信じたい。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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