ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語 (14) (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2018年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041075272
作品紹介・あらすじ
夏休み。草食系大学生の森司は、
オカルト研究会の皆と、
セレブなマンションのラウンジで花火大会を見ることに。
片想いのこよみちゃんの隣に座り、
リア充すぎる状況だけど、真の目的は百物語。
誰もいない筈の場所にカメラの顔認識表示が出るA子、
「親父の臭い」に縛られる一家……。
背筋も凍る話が続く中、参加者に異変が……!!
ほか、呪いの能面など、怖すぎる話が満載!
森司とこよみの恋模様も堪能できる、
青春オカルトミステリ14弾!
感想・レビュー・書評
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えーと、これでもう14作目なのね。なのにいまだにこの状態のラブコメ部分、いったいどうしてくれよう(笑)。いやいや、微笑ましいし見てて楽しいけどね。本人たちも……この状態でいいのか?
今回も怖い話が盛りだくさん。百物語の話も小品だけれど、いちいちぞくぞくさせられます。なるほど、奇妙でおちのない話、というのは気持ち悪いだけに案外と恐怖感も強く感じられるものかも。怖い窓の話が一番嫌だなあ。あれでその家にまつわる因縁などがあったりしたら、さほど怖くはないのかもしれないのに。
「金泥の瞳」が一番怖かったかも。能面、ってだけですでに怖い! しかし生きてても死んでても、度を越えた人間の情念ってどうしようもないものだなあ。怖いというより哀しくなるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の中で、過去を清算して、色恋沙汰に感情移入できるようになった一冊。
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3話からなる短編集。
シリーズ第14弾。
とくにこれといった感想なし。 -
ほんとね、毎回同じような感想書いてる気がするけど、ほのぼの日常パートとドロドロ事件パートの落差がすごい。でも大好きです。
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主人公たちを特別に描きすぎていて他の登場人物から浮きすぎている気がする。前はとても好きなシリーズだったけど、間を空けて追いかけ始めたら印象が変わったかも。
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百物語、ドールハウス、お面。
このメンバーで百物語? と思ったら、目的は別。
しかも二段階になっていて、さらにびっくり、という。
ドールハウスは、こういう人いるな~と。
よくよく考えれば分かるのですが、そこに至るまでに
気付かない自分も恐ろしいものがあります。
しかし、隠していたものをどうやって…の説明はないので
そこは怖い話?w
お面が一番怖いやもしれません。
人間の妄執というか、信念というか…。
自分の子はまた別、ですから。 -
最初の百物語から怖い話でした。まあ、短くて怖くならずに良かったが。
「ウィッチハント」もオカルトとは別の意味で怖い話でした。でも、ここで登場するジオラマは見てみたかったな。
最後の「金泥の瞳」が一番怖い。あまりネタバレしたくないので、扱っている物自体がちょっと不気味なので、怖さが倍増。美術館や博物館で見る分には良いのだが、自宅でそれもうす暗い部屋ではあまり見たくないです。
お約束のラブコメ二人組はあいも変わらず。だが、少し進展ありか?
次作にラブコメの続きは期待。