或阿呆の一生・侏儒の言葉 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041075876

作品紹介・あらすじ

時代を先取りした「見えすぎる目」がもたらした悲劇。自らの末期を意識した凄絶な心象が描かれた遺稿「歯車」「或阿呆の一生」、最後の評論「西方の人」、箴言集「侏儒の言葉」ほか最晩年の作品を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 閃輝暗点がその名前で呼ばれるようになったのがいつ頃なのかは知らないが、芥川龍之介が歯車で書いたことによって広く知られ、自分もこの症状がある、と気づいた人がいたのならば、文章が広く読まれるということには意味があることなのだなと思った。
    侏儒の言葉は何度で読んでもいい。

  • 西方の人・続西方の人はキリスト教の知識があまり無いのでよく分からなかった...泣

    1番刺さったのは侏儒の言葉。人生生きててふと思い出すような言葉が多くあったと思う。

  • たね子の憂鬱
    古千屋

    手紙
    三つの窓
    歯車
    闇中問答

    或阿呆の一生
    本所両国
    機関車を見ながら

    鵠沼雑記
    或旧友へ送る手記
    侏儒の言葉
    十本の針
    西方の人
    西方の人 続

  • 最後の『西方の人』はキリスト教の知識がないので途中で脱落
    『歯車』が非常に面白かった

  • 「侏儒の言葉」のために買いました。アフォリズム集の中では、ショーペンハウアーやビアスよりも好き。毒気が適度なせいか。何回読んでも飽きない。
    蛇足ながら、角川のこの和柄シリーズは表紙の手触りが書物読んでる感があって好きです。

  • 芥川龍之介(1892/03/01-1927/07/24)は短編小説で著名な小説家。

    芥川の箴言集「侏儒の言葉」

    ユウトピア
    「完全なるユウトピアの生れない所以は大体下の通りである。--人間性そのものを変えないとすれば、完全なるユウトピアの生まれる筈はない。人間性そのものを変えるとすれば、完全なるユウトピアと思ったものも忽ち不完全に感ぜられてしまう。」

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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