- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041076514
作品紹介・あらすじ
警視庁捜査一課に新設された寄せ集めのチーム、通称SM班。彼らの活躍によって、人体パーツ販売事件は解決した――はずだった。だが、班員のあおいが知り合った女子高生に加え、事件の参考人の牛島典子が相次いで姿を消し、班長の薬寺まで失踪してしまう。その裏には、快楽殺人犯の所業を引き継ぎ、己の欲望を満たそうとする者の存在が!? 班長の危機に、チームの面々は再び事件を追い始める。大好評のシリーズ第2弾!
感想・レビュー・書評
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富樫倫太郎『警視庁SM班 II モンスター』角川文庫。
シリーズ第2弾。ストーリーは第1弾からの続きなのだが、予想外というか第1弾をはるかに凌駕する恐ろしい展開が待ち受けていた。悪が悪を呼び寄せるという恐ろしい連鎖……
第1弾に描かれた若い女性を拉致し、生きたまま人体の一部を奪って販売していた極悪非道な実行犯の2人は警視庁SM班の活躍により逮捕されたが、購入者はのうのうと暮らしていた。極悪非道な快楽殺人犯の意志を継ぐ男の新たな犯行は……
本体価格880円
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シリーズ2作目。
前作で解決したかと思った人体パーツの売買事件。
プロローグを読んでいて、「あれ?1回読んだ?」と思うデジャブ感。まさかの前作からの続きが描かれる。
前作では実行犯二人が逮捕されたが、売買の買い手側であった氏家星一郎には捜査の手が及ばず、逮捕された二人と同じ手段で女性を拉致し、パーツを手に入れようとする。
その中で実行犯の逮捕に貢献したSM班も、星一郎のターゲットとなり、班長の薬寺も拉致されてしまう…
ほとんどが犯人目線で描かれ、SM班の活躍の場面は前作に比べると少な目。その分、グロテスクなシーンも多い。
前作で犯人の会社で働いていた事務員の女性が、まさかの豹変で意外な展開。
星一郎の元で働く島田房子と言う人物は、あの「房子」ではないの??
個人的にはSROとのコラボを期待していたので、「ここで?」と一人盛り上がったけど、ブクログのレビューでは誰も触れてなかった…違う人なのかな…確かにあの「房子」は簡単にやられたりしないかなぁ。 -
はちゃめちゃエンタメとして、最後まで楽しめた。2作目なのでグロいシーンも慣れたし(むしろ前回より少ない位)。捜査がコンピュータ頼みと言うのも始め程違和感なく受け入れられた。SROシリーズの近藤房子に似た人が出たけど房子さん程強くなかったのが残念。
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前作を読んでいたらすぐに作品に入り込めます。
せっかくのキャラ達ですが、今回は犯人の異常性のほうが上で、存在感が軽くなっていました。 -
終盤はかなりバタバタ印象があるがそれも含めて楽しめた。殺人犯同士が引き寄せられるようにして殺し合うというのは異様だがあまり見ない展開で印象深かった。しかし最後まで徹底してやりきったな。
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この作家、推理小説と歴史小説ばかり書いている気がする。ちょっと変わった取り合わせ。この本はものすごく猟奇的で重そうなテーマのはずなのに、ずいぶんと軽い展開でした。
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05月-11。3.0点。
警視庁SM班第二弾、再読。前作の続きからスタート。
前作の犯人たちの凶行に、大きな興味を示す車椅子の富豪。
前作で樺沢の元で働いていた事務員、再登場。
面白い。スピード感はさすが。 -
最後が呆気なく終わり、次回のシリーズに期待します。
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イマイチ。
ピンチらしいピンチもなく。