- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041076613
作品紹介・あらすじ
その日、クラスでいじめられていた女子高校生・津田楓に、意味不明の数字の羅列が書かれたメールが送られてきた。それは、アドレスを変えても送られてくる気味の悪いメールだった。噂ではそれを受け取った人が次々と自殺を遂げているという。気にしつつも、その日は同級生で親友の希美と一緒に帰る日だったため、待ち合わせの場所に急ぐ楓。目的の場所にたどりつこうとしたとき、こともあろうに希美が校舎の屋上から飛び降りる瞬間を目撃してしまう。悲鳴混じりの人垣の向こう、地面に血を流して倒れる希美の側には、例のメール画面が表示された携帯電話が落ちていた……。大人気、「禁止」シリーズ著者のデビュー作!
感想・レビュー・書評
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長江さんのデビュー作品とのこと。荒削りの部分はあるものの、楽しむことができた作品です。古今東西、死後の世界があることを証明しようと奮闘してきたエピソードの紹介もリズムを生み効果的な使い方をしていると感じました。
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思ってた着地点と違ってたので、若干ラストに拍子抜け感はあるのだけど、映像化→小説化なんですね。
システムがいまいち理解しきれてないけど、こういう研究って今でも真剣に取り組んでる人いるんだろうなぉ。 -
長江さんの他の作品に比べたらいまいちかも。
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うーん、、、うーん、、、
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連続自殺事件。数字が羅列された謎のメール。伝播する死。要素としては面白そうでしたが・・・正直中途半端な感じでした。
話の構成として、小説の半ばくらいで枠組みのネタばらしがあるためか、怪異の本質がイマイチ(霊界との交信)なためか、あまり怖くはなかったです。
参考文献として「ムー」が書いてあったように、良くも悪くもムー的な雰囲気でした。 -
長江さんの本はどれも面白い。
ドキドキする
次が気になって仕方ない -
謎の数字の羅列、そのメールを受け取った人は自殺する。
地元に広がる奇妙な噂。高校生の津田楓は目の前で親友が地面に潰れるのを見る。
傍らに握られた携帯には例の数字。やがて津田楓は死んだはずの親友の声を聴くようになる・・・。
長江俊和さんのデビュー小説「ゴーストシステム」の改題。
数字の羅列が書かれたメールが自殺のトリガーになっているという都市伝説要素。そしてその数字の羅列の意味を探る暗号要素。そして死者の声が蘇り、死後の世界を主張してくるオカルト要素。久々にがっつりホラーでしたね。 -
この本多分結構昔に読んだな…。忘れてたけど楽しめた。ホラーとSFと恋愛もののハイブリッド。映像作品として先に公開されたとあとがきに書いてあったけれど納得。映画的表現がたくさん。