作品紹介・あらすじ
現代から転生した側室のリードは、国王に寵愛されるも馴染めずにいたが、王が新たな側室を迎えることを知り、出奔することに。しかし逃亡先の隣国で王太子・ラウルから「国を変える手伝いをして欲しい」と請われ…?
感想・レビュー・書評
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帯に惹かれて購入。割と、お初の作家さんって帯が決め手になることが多い。で、面白かった!主人公リードがやたらと人から好意的に見られ誉めそやされるんだけど、現実世界で自分に凹んでる時は、これくらい色々困難にうまく立ち向かい壁を越えていく展開の方が読んでいて気持ちいい。
うまくいってるようでも、ちゃんとそれらには理由があったり登場人物の思いがあったりするのが丁寧に描かれているし。
ファンタジーが好きだし、それぞれの人々がみんな興味深くて、良かった!
ちなみにえっちはさらりとさっぱりめ
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とても分厚く、重く(物理)嵩張る本でした。完全にご自宅用。内容も大ボリューム、かなり時間かけて読み終わりました。ハラハラドキドキが、無いわけではないけど、一人の「リード」の人生を丁寧に描く大作。
世界観は西洋風歴史ファンタジーで、ベースに異世界転生、前世の記憶あり。受けのリードがすごく良い子で、側室同士の嫉妬はあるけど、みんなに愛されて、後宮の話だけどドロドロした人間関係はない。
リードはリケルメ王とラウル公太子、二人の寵愛を受けるんだけど、リケルメを贔屓したくて仕方なかった。
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何より良かったのはページ数だったのかも。
キャラも展開も、言ってもそんな目新しいものは特になかった訳だけど、それでも楽しく読めたのは全てが丁寧に言葉を尽くしてたからかもしれないなーと。
個人的な好みで言えば、一穴一棒至上主義として、とても切ない結末になった感はある訳ですし、言ったらリケルメが可哀想すぎる!って思いますし(お寿司)、なんならハーレムすぎてしんどいというかね。。。
リケルメを幸せにしてあげてほしい。。。w
3年も、きっとそれ以上続いたに違いないくらい長い時間、相手が不在のまま思い続けたリケルメが、本当なら幸せになるべきでは?!wと。
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所々わかりにくい部分もあるものの、これがデビューならこんなものかな、という印象。
でも、なんで、最初の王様は受けちゃんを後宮に入れるほど惚れ込んだの?
はなのみやこの作品