彩雲国物語 六、欠けゆく白銀の砂時計 (6) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 262
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041077580

作品紹介・あらすじ

新年の朝賀という大役を引き受けた女性州牧の紅秀麗は、もう一人の州牧・杜影月に茶州を任せ、王都・貴陽へと向かう。久しぶりに彩雲国国王・紫劉輝と再会した秀麗は、しっかり王としての仕事に励む劉輝に、かつてとは違う印象を受ける。一方、秀麗の知らないところで、秀麗自身の縁談が進行中で――。恋も仕事も波瀾万丈、超人気の極彩色ファンタジー第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • この作品、王様に対して厳しすぎるんだよなぁ。
    なんであんなに優秀な人がわんさかいるのに王の負荷が一番高いのが謎。

    この先もどんどん、かわいそう、って思いながら読み進めるんだと思います

    2024.3.12
    44

  • 読了

  • 秀麗の頑張りがすごかった。
    影月にもまだまだ秘密がありそう。

    番外編ではもしかしなくても秀麗のお母さん出てきたんじゃない?

  • このあとの凋落を知っているので、正月準備の双花の危うさが怖い。
    絳攸様の紅家に対する負い目引け目がなければ、李姫で話はまとまっていたんだろうなあ……

  • 王様幸せになってほしい。
    2020/11/20

  • 貴陽に戻って来ました。

    少しずつ、みんな大人になって行きます。


    お酒の飲み比べのシーン、秀麗が頼もしい。

    短編も…予想外の人が登場して楽しめました。

  • 再読

  • 久々の貴陽。
    それぞれの思いがあるんだなぁ。

    少し分厚いと思ったら短編が1話。
    少しずつ各巻に収録されるのかな?

  • 2019年2月4日読了。
    茶州を平定し、新年の朝賀のために半年ぶりに紫州へ里帰りしてきた秀麗一行。百年先の茶州のために何ができるか、考え抜いた案を携えて歩みを進める秀麗には、本人は知らず紅本家に続々と縁談話が舞いこんでいた。縁談の一の矢が立ったのが李絳攸で、二の矢は藍龍蓮。本人たちの与り知らぬところで話は着々と進められていた。そんな中で、劉輝はひたすら王として孤独を深めていく。孤独を埋められるものはもはや何もなく、ただ一瞬、孤独を忘れさせてくれるのは秀麗その人だけ。秀麗を娶るということは、秀麗の夢を阻むこと。秀麗が官吏の道を歩むということは、劉輝の愛を拒むこと。どちらも選べない劉輝ができることは、ただただ時間が過ぎるのを待つこと。返事を先送りにして秀麗が自ら自分の手へ落ちてくるのを待つだけ。どれほどの時間がかかるのだろう。想像するだけで泣きたくなる。影月の秘密も徐々に明かされていく。『欠けゆく白銀の砂時計』とは、影月の命のこと?けれど、尽きかけた砂時計を、ギリギリのところで陽月はひっくり返してくれた。永遠にも近い自分の眠りと引き換えに。
    番外編の幽霊退治も面白かった。現れた幽霊は、雷雨に怯える娘を宥めに現れた、薔薇姫さんだったのかな?

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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