- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041077634
作品紹介・あらすじ
出ては迷う旅本作家和泉蝋庵。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。
感想・レビュー・書評
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山白朝子さんの『エムブリヲ奇譚』の続編
( ᜊ°-° )ᜊ
9編どの話も不気味だったりグロデスクだったり、耳彦が何かに捕らわれて死に損なうのに、最後は輪に弄られまくられ。。。笑
毎回耳彦と輪との掛け合いが面白い(ノ*>∀<)ノ
そしてその脇で飄々としている和泉蠟庵が良い味出している
今作は三人の個性が際立っていた
気に入ったのは…
『私のサイクロプス』
「おっ母!」「大太郎!」
まさかこんな話だとは。。。
可愛いけれど、可哀想過ぎる(꒪̥̥﹏꒪̥̥ )
『ハユタラスの翡翠』
耳彦さん、騒ぎの原因はまた貴方ですか?!\(ᯅ̈ )/
こっちも海にいるかのように必死で応援したした〜
最後の輪の台詞
「おそるべき生への執着心。あさましいものです」
ウケた〜笑
『鼻削ぎ寺』
え?耳彦さん、また貴方ですか?!
何回死に損なったら気が済むんですか笑
大ピンチ!!
『呵々の夜』
耳彦〜、またお前か〜!!
開いた口が塞がらない(; ꒪ö꒪)
動く指の描写が脳裏に焼き付いて離れなくなる
ゆび〜ゆび〜
『星と熊の悲劇』
何処に行っても上り道しかない、不思議な話
そして耳彦の儚い恋のお話は、なかなか面白かった
今作も楽しませて頂きました☆
まとまりのないレビューになってしまったけれど、最後に一言
輪、最高〜ദ്ദി˙◡・)!!
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結構なグロさの物語が続くのに、文章の抑制された柔らかさのおかげか、どの作品もどこか切なく懐かしいような余韻が残る。
耳彦がすっかりいじられ役として定着しているのが楽しい。
特に好きなのは、昔話のような雰囲気でとても切ない「私のサイクロプス」、途中ハッとする仕掛けがある「死の山」、耳彦と湧水のほのかなロマンスが良い「星と熊の悲劇」。-
コメントありがとうございます〜!
「四角い頭蓋骨と子どもたち」「河童の里」、前作に続き若干グロめなのがお好みですね!笑
わたしもどちらの作品...コメントありがとうございます〜!
「四角い頭蓋骨と子どもたち」「河童の里」、前作に続き若干グロめなのがお好みですね!笑
わたしもどちらの作品も好きでした!特に「河童の里」、河童の正体は現実でもほんとに水死体なんじゃないかと思わされました…。
続編待ち遠しいですね!!2023/11/25 -
そうなんでしょうね
きっとグロいが好きなんでしょうね〜w
で、河童の正体はきっと水死体ですよ…
だって河童はつくれますからね…(゜o゜;そうなんでしょうね
きっとグロいが好きなんでしょうね〜w
で、河童の正体はきっと水死体ですよ…
だって河童はつくれますからね…(゜o゜;2023/11/26 -
2023/11/27
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本棚の三つ前にある「エムブリヲ奇譚」の続編。
旅本作家、和泉螂庵。
荷物持ち、耳彦。
の2人旅に前作「エムブリヲ奇譚」で登場した輪という女性が加わり、3人旅になった。
あいもかわらず天才的な蠟庵の迷い癖のおかげで不可思議な世界に足を踏み入れてしまう一行。
9編の短編集。
残念ながら人数は増えたが、パワーダウンしているように見受けられる。
つまらなくはない。
ただ、前作が良すぎたのだろうか。
もっと、もっとと期待してしまう。
とてもおいしい定食を食べた後に、普通の定食を食べたような気分。
好きなシリーズなので次回作も出してほしいな。 -
一冊目よりもホラー感が増してる。耳彦の扱いが可哀想w
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図書館本。シリーズ第二作。ホラー系の短編集。気分が悪くなるようなきつめの描写も、作者が書くと不快な感じがしない。通勤電車で、毎日1、2話ずつ読んだ。鼻削ぎ寺、星と熊の悲劇が良かった。続編も期待。
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旅本作家の和泉蝋庵、荷物持ちの耳彦、版元の娘輪の3人が旅をしながら様々な怪異に遭遇する物語。
登場人物それぞれ個性があり、3人の関係性も心地よく読んでいて癖になる
サイクロプスやハユタラス、河童などをモチーフにした物語もあれば、民間伝承や御伽噺の様な、どこかで触れたことがあるような物語もあり、それら全てが、幻想怪奇で切なく美しくグロテスクに綴られる短編集。
久しぶりにもっと読みたいと思えたシリーズです。 -
「エムブリヲ奇譚」を読んだのがだいぶ昔なので内容をあまり覚えていないのですが、耳彦ってこんなに毎回酷い目に遭っていたっけというくらいの仕打ちが延々と続いていました。よく生きているな。
表題作の「私のサイクロプス」がお気に入り。ラストが残酷でしたが美しかったです。 -
旅本作家・和泉蠟庵とその道連れの耳彦と輪が旅先で出会う、懐かしくも新しい怪異譚を集めた短篇集。和泉蠟庵シリーズ二作目。
作中でちゃんと理に落ちる話より、表題作「私のサイクロプス」や「星と熊の悲劇」のように大きな謎の残る話のほうが面白い。特に「私のサイクロプス」は巨人自体が鋼であり製鉄所であるような鍛治の描写がよかった。「四角い頭蓋骨と子どもたち」は人工的にフリークを作り出しては人身売買をして生計をたてている村の話で、キャサリン・ダン『異形の愛』(20/5/1読了)と共通していた。
一番好きなのは「鼻削ぎ寺」。殺人鬼が簡単に殺せる男の能力にすがっているという関係性の緊張感がよい。絶妙に脱力する醢オチも好き。 -
『幽』連載の連作短編集。
単純な怪奇小説に留まらず、ふとしたところでグロテスクだったり、人間の暗部だったり、そういった部分が浮かんで来るところが面白い。
矢張り乙一の別名義の中では山白朝子が一番好きだ。
どうか土瓶さんと私達ブク友の明るい未来の為に、また蠟庵先生と耳彦と輪ちゃんに会わせてください
お願いします!スルーしないで〜
どうか土瓶さんと私達ブク友の明るい未来の為に、また蠟庵先生と耳彦と輪ちゃんに会わせてください
お願いします!スルーしないで〜
面白過ぎ〜ノ*>∀<)ノ♡
面白過ぎ〜ノ*>∀<)ノ♡
ナイス!
ナイス!