江戸オリンピック (角川文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041077733

作品紹介・あらすじ

江戸に五輪を誘致する! 幕府主導で近代化した二十一世紀の日本。白人優位の世界を変えるべく、坂本龍馬、西郷隆盛らが立ち上る!

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった!「お・と・し・ま・え」最高!

    江戸に五輪を誘致する! 幕府主導で近代化した二十一世紀の日本。白人優位の世界を変えるべく、坂本龍馬、西郷隆盛らが立ち上る!

  • ちょっと期待外れだった。

  • 江戸幕府が現代まで続いた世界線の日本の話。
    それだけで現代に伊藤博文や坂本龍馬や西郷隆盛が出てくる不思議。もしやこれから倒幕か?と思いきやタイトルの通りオリンピック開催を目指す

    今もなおある程度人種差別は存在するが、この作品では白人至上主義世界。日本人は【名誉白人】として立場を確保。
    これはある意味米軍の基地を国内に置き【核の傘】に守られてる今の日本にも通じる部分なのかもしれない。

    そしてウサイン・ボルトやマイケル・ジョーダンも若手選手として出てきて日本に帰化させるという破天荒展開!無茶苦茶すぎるけど本来の日本人選手も努力してる姿もしっかり描かれていた。

    ブラックユーモア溢れる歴史改編作品でした!

  • 幕藩体制を維持したままの近代日本で開催される「江戸オリンピック」
    幕末志士たちが開催に向けて奔走する…パロディなんだけど、途中からその強い意志と熱意が伝わってきて胸が熱くなりました。
    そしてあとがきを読んで涙。
    人種差別を乗り越え、戦争をせずに平和へと導く祭典。
    コロナが収束し、2021年東京オリンピックの成功を心から願う。

  • 舞台は徳川幕府が続いている21世紀の江戸。黒船が来て開国しても中立国としての立場を貫き戦争には参加せず、白人至上主義がはびこる世界で名誉白人の称号を与えられている。
    そんな中、江戸にオリンピックを招致することで白人至上主義だけでなく、肌の色による人種差別や植民地政策をも壊そうと立ち上がった歴史に名だたる人たちの奮闘記。

    設定はとっぴょうしもないが、扱っているテーマはけっこう深い。ここまであからさまな差別などはないが、今も世の中は白人が支配していると言えなくもない。それに対して異議を唱えているのか、ただふざけているだけなのかわからないが、幕末の志士たちがオリンピックを招致することで世界を変えようとする。
    サクサクと開催が決まってしまうので、もっと苦労話とか窮地に陥ったエピソードとかあればもっと深みが出るのにと思った。

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著者プロフィール

1955年山口県光市生まれ。本名の福田勝洋名義で、俳優としてテレビ・映画に多数出演、また劇団「東京地下鉄劇場」を主宰し劇作家としても活躍。2001年『都立水商!』で作家デビュー。同作はコミック化・ドラマ化もされヒット作となる。主な作品に『史上最強の内閣』『史上最強の大臣』『ドスコイ警備保障』『埋蔵金発掘課長』など。

「2022年 『森の石松、社長になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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