高校サッカーボーイズ U-17 (角川文庫)

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  • 本 ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041077757

作品紹介・あらすじ

高校2年生になった武井遼介は、Aチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわるBチーム。遼介の中で、このままでは終われないという気持ちが強くなっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 2年生に進級した主人公。かといって、すぐにチームの花形選手になって活躍という展開にならないのが、このシリーズのいいところ。ただ、人の力によってチームが変わる、成長する様子を見ることができるのが、本当に気持ちがいい!青春って果物があったら、こんな味がするんでしょうね。

  • 同じ境遇の娘に読ませてます。
    チャンスをもらいながらもトップチームへの昇格が叶わなかった主人公。
    がんばっているのに報われない気持ち、チームメイトとの気持ちのズレ。
    最後のチャンスにかける3年生の気持ちを知り、史上最強のBチームにするという目標を作りも影響を受けていく過程など今回も読後感爽やかな物語です。

    チームスポーツがんばっている中高生なら誰にでも当てはまる話なのですが、どうしても同じサッカーをしている我が子を重ねて母目線で見てしまいます。

    単行本では前作名もなき風、今作風の声が聞こえるかだったはずなのですが、文庫化したらどちらも高校サッカーボーイズU16、U17になってしまったのが残念。

  • 鶴見
    青嵐高校サッカー部監督。
    小泉
    青嵐高校サッカー部顧問。

    鰐渕
    青嵐高校サッカー部Bチーム監督。

    三嶋
    青嵐高校サッカー部一年生チーム担当。

    武井遼介
    全国大会出場を目標とするサッカー部に入り、レギュラーを目指す。

    上崎響
    元キッカーズ。ユースに昇格できず入部。なぜかBチームに所属。

    伊吹遥翔
    U-14元日本代表。左利きのドリブラー。早くもAチームに定着。

    小野昴
    チーム一小柄。サッカー戦術に詳しい秀才。

    青山巧
    元キッカーズ。遼介とは小六からチームメイト。

    藪崎健二
    中学時代、りょうすけ同じトレセン所属。

    三宅恵司
    応援のコールリーダーとして存在感を放つ。

    照井邦彦
    通称“テリー”。身長はあるが足もとの技術に不安あり。

    常盤真一郎
    真面目な性格のまとめ役。

    麦田優
    GKとしては小柄だと自認している。

    庄司航
    同じポジションの遼介を敵対視している。

    野本翔平
    庄司と同じ中学校出身。指笛がうまい。

    真鍋淳也
    華奢でもうひとつ決定力に欠けている。

    和田和己
    守備では安定感のあるサイドバック。

    米谷栄司
    敵のチャンスの芽を摘む中盤の“闘犬”。

    速水俊太
    チーム一の俊足フォワード。口数が少ない。

    宮澤光男
    元キッカーズ。小中時代に遼介と対戦。

    奥田要
    次期キャプテン候補のボランチ。

    大牟田剛
    ハイボールに強いチームの守護神。

    阿蘇快
    ゴール前での冷静さが光るストライカー。

    月本大樹
    高さが武器のセンターバック。

    西悠人
    コーチングに長けたゴールキーパー。

    鈴木宏大
    Aチームキャプテン。問題発言が多い人物。

    泉堂誠
    Bチームキャプテン。ストイックなセンターバック。

    堀越
    Bチーム所属。スカウティング班マイク担当。

    五十嵐
    Bチーム所属。スカウティング班カメラ担当。

    星川良
    古豪・山吹高校サッカー部。遼介とは小・中とチームメイト。

    鮫島琢磨
    新鋭・勁草学園サッカー部。小二まで遼介と一緒にボールを蹴り合った幼なじみ。

    哲也
    和樹
    オッサ
    シゲ
    尾崎
    高校でもサッカーを続けている元桜ヶ丘FCチームメイト。

    樽井賢一
    震災後、連絡が途絶えた元桜ヶ丘FCチームメイト。

    矢野美咲
    遼介の中学時代の同級生。遼介と同じ高校への進学を望んでいたが叶わず。

    神崎葉子
    遼介の中学・高校の同級生。美咲の親友。

    成瀬瞳
    青嵐高校サッカー部マネージャー。

  • 出てくるキャラが個性豊かで面白い。

    特に上崎はめちゃくちゃいいキャラしてる。なんかこう熱い気持ちみたいなのを失ってしまってサッカーにかける情熱がなく、なんとなくうまいだけになっちゃった上崎。そこに正面衝突する主人公。

    最後の終わり方も最高だった。

    次でシリーズラストなのがさびしいかぎり。。

  • 2020年02月21日読了。

  • 全国をめざすレベルの県立青嵐高校サッカー部でAチームをめざす遼介

    サッカーに真剣に取り組み練習を続けるが、3部リーグに参戦するBチームでメンバーからはずれてしまう

    《落ちるところまで、落ちた。》

    それでも再びつかんだ試合出場のチャンスだったが、J下部組織出身でなぜかBチームにいる響と試合中に衝突してしまう

    チームに影を落とす遼介と響の関係
    そんな二人にインターハイ予選に挑むAチームの応援リーダーの役が振られるが……

    大人気青春サッカー小説の高校生編第2弾
    『風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17』(2017年10月刊)の文庫化

    一瞬の判断とボールさばき、仲間への信頼、選手の息づかいが伝わってくる試合場面に熱くなり、試合結果に涙する

    ちなみにシリーズ既刊はつぎのとおり
    『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』
    『サッカーボーイズ 13歳 雨上がりのグラウンド』
    『サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド』
    『サッカーボーイズ 15歳 約束のグラウンド』
    『サッカーボーイズ 卒業 ラストゲーム』
    『名もなき風たち サッカーボーイズU-16』
    『風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17』(本書、ここまで文庫化)
    『高校サッカーボーイズU-18』(単行本、2019年5月刊)

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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