- 本 ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041077757
作品紹介・あらすじ
高校2年生になった武井遼介は、Aチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわるBチーム。遼介の中で、このままでは終われないという気持ちが強くなっていた。
感想・レビュー・書評
-
2年生に進級した主人公。かといって、すぐにチームの花形選手になって活躍という展開にならないのが、このシリーズのいいところ。ただ、人の力によってチームが変わる、成長する様子を見ることができるのが、本当に気持ちがいい!青春って果物があったら、こんな味がするんでしょうね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ境遇の娘に読ませてます。
チャンスをもらいながらもトップチームへの昇格が叶わなかった主人公。
がんばっているのに報われない気持ち、チームメイトとの気持ちのズレ。
最後のチャンスにかける3年生の気持ちを知り、史上最強のBチームにするという目標を作りも影響を受けていく過程など今回も読後感爽やかな物語です。
チームスポーツがんばっている中高生なら誰にでも当てはまる話なのですが、どうしても同じサッカーをしている我が子を重ねて母目線で見てしまいます。
単行本では前作名もなき風、今作風の声が聞こえるかだったはずなのですが、文庫化したらどちらも高校サッカーボーイズU16、U17になってしまったのが残念。 -
出てくるキャラが個性豊かで面白い。
特に上崎はめちゃくちゃいいキャラしてる。なんかこう熱い気持ちみたいなのを失ってしまってサッカーにかける情熱がなく、なんとなくうまいだけになっちゃった上崎。そこに正面衝突する主人公。
最後の終わり方も最高だった。
次でシリーズラストなのがさびしいかぎり。。 -
2020年02月21日読了。
-
全国をめざすレベルの県立青嵐高校サッカー部でAチームをめざす遼介
サッカーに真剣に取り組み練習を続けるが、3部リーグに参戦するBチームでメンバーからはずれてしまう
《落ちるところまで、落ちた。》
それでも再びつかんだ試合出場のチャンスだったが、J下部組織出身でなぜかBチームにいる響と試合中に衝突してしまう
チームに影を落とす遼介と響の関係
そんな二人にインターハイ予選に挑むAチームの応援リーダーの役が振られるが……
大人気青春サッカー小説の高校生編第2弾
『風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17』(2017年10月刊)の文庫化
一瞬の判断とボールさばき、仲間への信頼、選手の息づかいが伝わってくる試合場面に熱くなり、試合結果に涙する
ちなみにシリーズ既刊はつぎのとおり
『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』
『サッカーボーイズ 13歳 雨上がりのグラウンド』
『サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド』
『サッカーボーイズ 15歳 約束のグラウンド』
『サッカーボーイズ 卒業 ラストゲーム』
『名もなき風たち サッカーボーイズU-16』
『風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17』(本書、ここまで文庫化)
『高校サッカーボーイズU-18』(単行本、2019年5月刊)
著者プロフィール
はらだみずきの作品





