脳科学捜査官 真田夏希 イミテーション・ホワイト (角川文庫)
- KADOKAWA (2018年12月22日発売)


- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041077801
作品紹介・あらすじ
神奈川県警初の心理職特別捜査官・真田夏希が招集された事件は、異様なものだった。会社員が殺害された後に、花火が打ち上げられたのだ。これは犯行声明なのか。夏希はSNSで被疑者と接触を試みるが──。
感想・レビュー・書評
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殺人が行われた後に花火が打ち上げられるという事件が起こる。神奈川県警心理職特別捜査官の真田夏希は旅行先から呼び出される。SNSから犯人に呼びかけようというのだ。接触は成功するが第二の殺人事件が起こってしまう。第三の事件を防ぐことができるのか。
主人公の立場がなかなか面白いし、途中で心理学の蘊蓄が挟まれるのも興味深い。登場人物のほとんどを詳しく描写し、主人公の思いも逐一描いていく。そのあたりが、どうもくどい感じがしないでもない。でも、登場人物に親しみが持てると言えばそうだ。解決もちょっとあっけなかったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心理特別捜査官・夏希の活躍を描くシリーズ第3弾。
本牧で犯人が殺害された後、花火が上がると言う、一見劇場型犯罪と思われる事件が発生。
犯行声明がSNSに上がったことから、夏希が犯人との接触に当たる為、休暇中の伊豆高原から呼び戻される。
タイトルに「脳科学捜査官」とあるが、実際にはあまり脳科学に触れる部分はなく、SNSを通した犯人との心理戦が、このシリーズの特徴。
特別捜査官と言うだけあり、警察の身分ながら、刑事ではないので、主人公・夏希の緊張感がゼロのせいか、作品自体の軽薄さは否めない。
1作目こそ、「脳科学捜査官」と警察犬・アリシアの絆のようなものがあったが、段々アリシアの存在も薄くなり、このシリーズが続いている理由がよく分からない。
それでも新刊が出ると読んでしまうのは、それも作品の魅力のうちなのだろうか? -
今回も大活躍でした。
アリシア&小川さんとの絡みが少なくて残念。 -
何か…足りない気がするんだよね。
脳科学感が全くないからなのか…
深みがないというか…
どんでん返し的なものもないし
読んでる途中でも、翌日には内容が薄れてる感じ -
公休日の早朝に特別捜査本部に招集された神奈川県警心理職特別捜査官の真田夏希は、殺人事件の発生した横浜へ向かった。事件は、IT企業の社員が絞殺された後、時限発火装置により現場から花火が打ち上げられるという異様なものだった。さらに犯行声明と思われる投稿がSNSから発見され、夏希の手腕が買われたのだ。SNS上で被疑者と接触を試みる夏希。だが、被害者の経歴が明らかになるに至り、捜査は思わぬ方向に―。
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普通に楽しめるが 偶然が多すぎるかなという感じ。段々警察小説ではない楽しみ方をする様になっている。
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過去2作に比べるとやや浅いかなぁと感じるものの、テンポもいいし、するっと読める1冊。たまに出てくる脳科学の蘊蓄も面白い。
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真田夏希シリーズ第三弾
夏希が周りとの信頼関係を築き、自らのもつ知識を武器に事件解決することが様になってきた感じです。それもきっと周りの人が彼女を受け入れ真摯だからだろうなー。
本当に登場人物の人間性がいい!
著者プロフィール
鳴神響一の作品





