- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041077818
作品紹介・あらすじ
桃の節句の前日、はなの働く一膳飯屋「喜楽屋」に、降りしきる雨のなかやってきた左吉とおゆう。何か思い詰めたような二人は、「卵ふわふわ」を涙ながらに食べた後、礼を言いながら帰っていった。だが、二人の忘れ物に気づいたはなが、追いかけると、そこには川に飛び込もうとする二人が……。はなが事情を聞くと、店を持つために貯めた金を騙し取られ、死ぬしかないという。(「握り雛」より)はなの料理で奇跡は起きるのか。
感想・レビュー・書評
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はなの味ごよみ シリーズ3
突然姿を消した、夫・良太を探して、江戸へ出てきた・はなは、一膳飯屋「気楽屋」で働きながら、良太を探している。
ある日、団子屋を始めるためのお金を騙し取られた、佐吉が、その悪人、久兵衛を見かけたという薬屋へ探りに来て、偶然はなと会う。
薬屋の悪い奴らに襲われているところを、良太に助けられる。
良太は、薬屋の用心棒らしい。
ようやく会えた良太だが「住む世界が違う。早く、田舎に帰れ」と、冷たく突き放される。
一体、良太は、何者か。
隠密廻同心なのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
花の味ごよみシリーズ第3弾。
相撲取りの雷衛門、心中未遂の左吉とおゆう、しず婆さん、久兵衛が新登場。
はなが良太を探す努力してるところが見えず、まわりの好意に頼ってるだけに感じてしまう。
おせいさんがみんなに慕われてるのは理解できるのだけど、はながなんでこんなに大事にされてるのかがわからない。
猫のコハクが癒し! -
桃の節句の前日、はなの働く一膳飯やに降りしきる雨の中やってきた佐吉とおゆう。何か思い詰めたような二人は、「卵ふわふわ」を涙を流しながらに食べた後、礼を言いながら帰ったはずだったっが・・・・
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2022.04.20
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回を重ねるごとに、療養所の同心、弥一郎も口や表情からは読み取れないが、世話好きでいい人だとわかってきた。
今回も心中者や、ひねくれた相撲取りなど事件が続々。
再び良太と出会うはな。 -
恋愛してれば何をやっても許される的な所が薄れてだいぶ読みやすくなりました。
落ち着いて読めて良かったです。 -
2019/4/12(金曜日)